鈴鹿市立体育館は、約45年間市民に利用され、愛称「AGF鈴鹿体育館」として親しまれている。施設の長寿命化を目的に、「三重とこわか国体」の競技会場となったことを契機に、大規模改修工事を実施、リニューアルオープンされた。トイレも、多様な利用者に配慮され「誰もが楽しく、安心して利用できる体育館」にふさわしいものへと整備された。

建築概要

所在地 三重県鈴鹿市江島台1-1-1
施主 鈴鹿市
設計 株式会社青島設計
施工 <建築>イケダアクト・浜村工務店特定建設工事共同企業体
<電気>株式会社鈴鹿テクト
<機械>閑林工業株式会社 三重営業所
敷地面積 36,377.49㎡
建築面積 7,488.45㎡
延床面積 8,819.07㎡
階数 地上3階(正体育館)
地上2階(副体育館)
構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2020年1月

特長

改修の経緯

鈴鹿市立体育館は、1973(昭和48)年にオープンし、1975(昭和50)年の三重国体ではバレーボールの会場となるなど、約45年間市民に利用されてきた。また、2016(平成28)年4月からは、ネーミングライツによる愛称「AGF鈴鹿体育館」として親しまれている。このたびAGF鈴鹿体育館は、施設の長寿命化を目的とし、また2021(令和3)年に開催される「三重とこわか国体」の競技会場となったことを契機に、2018(平成30)年に大規模改修工事に着工し、2020(令和2)年4月にリニューアルオープンされた。同体育館は、地域の防災拠点としても位置付けられていることから、災害時の物資の輸送拠点として備蓄倉庫となる収納スペースを拡充。また、災害時にLPガス発電機から電力を供給できる装置も設置している。

水まわりの特長

国体などの大規模な大会での利用を考慮し、大便器は連続洗浄や同時洗浄に対応できるパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式を採用。さらに、利用者の快適性に配慮して、電源不要のエコリモコンを搭載したウォシュレットも設置された。また、大便器ブースにベビーチェアを設置。おむつ替え用のベッドやゆったりとした授乳室を備えたベビールームも完備されるなど、乳幼児連れの方も安心して利用できるようになった。ロッカールームの洗面コーナーには、お化粧直しに配慮したスタイリングコーナーも設置し、さらに、シャワーブースのひとつは車いす使用者に対応できるタイプを採用するなど、多様な利用者に配慮。「だれもが楽しく・安心して利用できる体育館」にふさわしいトイレへと整備された。

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