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海遊館 エントランスビル
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大阪・ベイエリアにある世界最大級の水族館「海遊館」。2020(令和2)年に30周年を迎えるにあたり、エントランスビルの改修を実施。トイレ改修では、特に課題となっていた女性トイレの混雑解消を図るとともに、大便器ブースの内装にカラフルな魚の模様をモチーフとするなど、トイレ空間においても、海遊館の楽しさを演出している。
建築概要
所在地 | 大阪府大阪市港区海岸通1-1-10 |
---|---|
施主 | 株式会社海遊館 |
設計 | 株式会社トータルメディア開発研究所 |
施工 | 株式会社近創 |
敷地面積 | 15,800㎡ |
建築面積 | 2,460㎡ |
延床面積 | 8,700㎡ |
階数 | 地上4階 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
竣工年月 | (改修)2020年2月 |
特長
改修の経緯
大阪・ベイエリアにある世界最大級の水族館「海遊館」は、5,400トンの容積をもつ巨大な「太平洋水槽」を中心に、「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)」と「リング・オブ・ライフ(環太平洋生命帯)」をコンセプトに、極地から熱帯までの環太平洋のさまざまな地域を再現、展示。従来の水族館の印象を劇的に変えた施設である。年間260万人(平成29年度)の利用があり、日本国内の修学旅行や海外からの利用者も多い。1990(平成2)年にオープンし、2020(令和2)年に30周年を迎えるにあたり、設備の老朽化への対応や空間全体のゾーニングを整えフロア一体がシームレスに繋がる快適性を向上させるため、エントランスビル全体の改修を計画・実施された。
水まわりの特長
トイレ前に位置するエントランスフロアのロビーは、修学旅行や遠足などの集合場所となるため、特に女性トイレが混雑しやすく課題となっていた。女性を待たせないトイレを目標にトイレスペースを拡張、器具数を増数し、動線にも配慮した。また海遊館ならではの「遊び心」を演出するため、大便器ブースの内装は、海遊館の「太平洋水槽」などで飼育しているカラフルな魚の模様を抽出したグラフィックで彩られ、「驚き」と「遊び」の空間となっている。さらに扉の内側にモチーフとなった海の生き物についての情報を掲示するなど、トイレ空間においても、海遊館の楽しさやコンセプトに触れられるようにしている。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式 CFS497B
- ウォシュレットアプリコットP(擬音装置「音姫」付きエコリモコン) TCF5830
- 棚付二連紙巻器 YH702
- チャームボックス(汚物入れ) YKB104
- マイクロ波センサー壁掛小便器セット XPU21A
- ツインデッキカウンター(ボウル一体タイプ) MKWE
- 洗面器 LS704CM
- 台付自動水栓 TENA41A
- 水石けん入れ TLK05202J
- クリーンドライ(ハンドドライヤー) TYC420W
- LED照明付鏡 EL80016
- 幼児用大便器 CS310B+S300BK
- ベビーシート YKA25R
- フィッティングボード YKA41
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