TOTO
YET HIROSHI HARA
 
YET HIROSHI HARA
著者=原広司
発行年月=2009年12月
体裁=B5判変型(250×190mm)、並製、336頁、日本語・英語・スペイン語併記
ISBN=978-4-88706-307-5

アートディレクション=秋田寛
デザイン=秋田寛+アキタ・デザイン・カン

定価2,200円(本体2,000円+税10%)
TOTO出版20周年記念 講演会「近著と建築・デザインを語る」
YET: Cloud & Flow
講師=原広司
イベントレポート
原広司のまだ建っていないイェットな建築を一挙に紹介する異色の書!
建築家・原広司(はら・ひろし)は、京都の玄関口に巨大な谷間を創出した「JR 京都駅ビル」や、天然芝サッカー場を空気の力で屋内外に移動させる「札幌ドーム」など、常人には思いもよらない建築を実現させています。

しかし本書では、あえて原 広司のまだ建っていないイェットな建築ばかり40作品を紹介します。なぜなら未完の建築には、実現した建築以上に原 広司の「構想力」がダイレクトに詰まっているからです。

例えば、東京駅上空に空中都市が広がる「Mid-air City」、一辺500mの巨大な立方体に10万人が暮らす立体都市「500m×500m×500m」、さらには月を活動拠点にした「地球外建築」まで、イェットな建築に込められた原 広司の構想力には限界がありません。

さらに、本書のために書き下ろした、原 広司のデザインの鍵となっている100のキーワードがビジュアルと交錯し、読者の構想力さえも奮い立てます。

単なる建築作品集の枠を超えた意欲的な試みとなる本書、ぜひご覧ください。
プロフィール
原広司 Hiroshi Hara
1936年神奈川県生まれ。1959年東京大学工学部建築学科卒業。1961年東京大学大学院修士課程修了。1964年東京大学大学院博士課程修了、東洋大学工学部助教授。1969年東京大学生産技術研究所助教授。1970~98年設計活動をアトリエ・ファイ建築研究所と共同。1982年東京大学生産技術研究所教授。1997年東京大学名誉教授。1999年原広司+アトリエ・ファイ建築研究所に社名変更。2001年ウルグアイ国立大学 Profesor Ad Honorem。

主な受賞に、1986年日本建築学会賞(田崎美術館)、1987年AD Award(ヤマトインターナショナル)、LUMEN Award(影のロボット)、1988年第一回村野藤吾賞(ヤマトインターナショナル)、BCS賞(ヤマトインターナショナル)、サントリー学芸賞(『空間〈機能から様相へ〉』)、1993年日経BP技術賞大賞(梅田スカイビル)、1995年日本建築学会作品選奨(内子町立大瀬中学校)、2001年ブルネル賞建築部門奨励賞(JR 京都駅ビル)、2003年日本建築学会作品選奨(札幌ドーム)、日経BP 技術賞(札幌ドーム)など。
コンテンツ

序論――3つのアプローチ/弁証法と「非ず非ず」の間で、うろうろするYET
……原広司

作品
有孔体の世界:エンバイラメント展  1965
Σ3  2008
Σ8  2005 台湾
広島市新球場設計・技術提案競技  2005 広島
サンパオロ銀行新本社屋国際指名設計競技  2006 イタリア
確率空間としての都市  1968
500m×500m×500m I  1992
キューブ・ハウス  1997
横須賀市営鴨居住宅建替建築設計エスキスコンペ  2005 神奈川
浮遊の思想  1968
インダクション・ハウス  1968
Mid-air City  1989
地球外建築  1992
ヘラクレスの柱 : 建築と美術展  1977
Future in Furniture :モビリア国際指名家具デザイン競技  1992
Urban Micro Topography in SoHo  1999 アメリカ
台北巨蛋BOT 提案競技  2004 台湾
500m×500m×500m II  1993
梅田スカイビルの原案  1988 大阪
ラ・ヴィレット公園 :パリ国際設計競技  1982 フランス
メディアパーク都市計画構想国際指名提案競技  1987 ドイツ
影のロボット : Tokyo: Form and Sprit 展  1984
25の譜面台 ―様相論的都市における記号場 :Japan Today 展  1994
Parc BIT 都市計画国際指名提案競技  1994 スペイン
離散型都市のためのスタディ :バーチャル・アーキテクチャー展  1997
大エジプト博物館国際設計競技  2002 エジプト
ヴォイドのアトラクター  2001
モントリオール国際都市設計競技  1990 カナダ
長崎県美術館プロポーザル  2001 長崎
北京オリンピックスタジアム国際指名設計競技  2003 中国
実験住宅ラテンアメリカ  2002
ピエモンテ州新庁舎国際指名設計競技  2000 イタリア
SKテレコム本社屋指名プロポーザル  2001 韓国
セミナリオ・モンテビデオ II  1999
セミナリオ・モンテビデオ IV  2001
太原南駅周辺地区都市計画  2006 中国
デリー・メトロの3つの駅周辺地区計画  2007 インド
ニコラス・G・ハイエック・センター指名設計競技  2004 東京
広州市双塔(西塔)国際指名設計競技  2004 中国

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監修=田尻裕彦、石堂威、小巻哲、寺田真理子、馬場正尊
登場建築家=青木淳、塚本由晴、阿部仁史、石山修武、磯崎新、伊東豊雄、岸和郎、隈研吾、小嶋一浩、篠原一男、妹島和世、曽我部昌史、千葉学、太田浩史、内藤廣、西沢立衛、長谷川逸子、原広司、藤本壮介、藤森照信、槇文彦、松原弘典、山代悟、山本理顕、吉村靖孝
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監修=植田実、内藤廣、中村好文
著者=原広司、山本理顕、隈研吾、植田実、中村好文、青木淳、塚本由晴、内藤廣、木下庸子、渡辺真理、妹島和世
企画・編集=ギャラリー・間
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責任編集・写真=藤塚光政
文=隈研吾
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