
プロローグ
TOTOが大切にしている創立時からの変わらぬ企業姿勢を、創立者である大倉和親の想い(こころざし)とともにご紹介しています。
創立から約一世紀。創立からの軌跡とこれからのTOTOをお伝えします。
1917年の創立以来、TOTOはより快適な生活文化を創造すべく歩んできました。 ミュージアムでは、TOTOの創立時から今に至るまでの足跡や、受け継がれるものづくりへの想い、世界各地での事業展開を大きく3つに分けて、貴重な資料とともに紹介しています。
森村組に始まる創業のルーツと歴史を紹介しています。歴史的価値を認められた3つの遺産展示をはじめ、創立から約50年にわたり、TOTOを支えてきた食器を展示しています。さらに「ものづくり」における開発から製造の流れを映像などを通して知ることができます。

プロローグ
TOTOが大切にしている創立時からの変わらぬ企業姿勢を、創立者である大倉和親の想い(こころざし)とともにご紹介しています。

TOTOのあゆみ
TOTOのルーツは1876年に創立された貿易会社「森村組」までさかのぼります。快適な生活文化を実現するために腰掛便器の研究を開始して約一世紀、良品主義を貫き水まわりの文化を創造しつづけるTOTOのあゆみを年代ごとに追います。

森村グループ
森村グループは、日本の貿易業界の草分けともいうべき「森村組」にはじまります。「森村組」は一業一社の精神で良品主義を貫き、食器や衛生陶器等の事業を分離して発展してきました。グループ各社を派生させた森村商事、陶磁器の生産で日本を代表するノリタケカンパニーリミテド、日本最高峰洋食器の大倉陶園、衛生陶器をはじめとした住宅設備機器の総合メーカーTOTO、セラミック技術に特化した日本ガイシ、日本特殊陶業。グループ各社について紹介します。

食器の歴史
食器事業は、1970年にその役割を終えるまで、半世紀にわたってTOTOを支え続けました。トンネル窯の導入や施釉作業の自動化など、陶磁器を大量に安定した品質で生産する体制は、窯業の近代化にも貢献しました。TOTOが得意とした瑠璃色の食器や、デパート展示用に制作された直径が1メートルにもなる大皿など、さまざまな意匠を凝らした食器を展示しています。

ものづくりの流れ
トイレという製品は、衛生陶器、水栓金具、さらに電子部品と、材料も製造工程も全く異なるパーツが組み合わさってできています。企画・開発から衛生陶器・ウォシュレット・水栓金具の製造、梱包に至るまで、TOTOの製品が世に送り出されるまでの工程を映像と実物で紹介します。
TOTOがこれまで作り出した、水まわりの文化と歴史の数々、礎を築いた先人の想いを紹介しています。時代ごとの製品の進化を伝え、代表的な衛生陶器・水栓金具・ウォシュレット(※)をはじめ、著名な現場に設置されていた貴重な製品も展示しています。 ※「ウォシュレット」はTOTOの登録商標です。

TOTOのこころざし
TOTO創立者・大倉和親は、視察のために訪れた欧米で衛生陶器を目にし、「日本にも快適で衛生的な生活文化を普及させたい」という想いのもと、日本で初めて衛生陶器の生産に着手します。TOTOの母体となる森村組の創立者・森村市左衛門は、国益のために貿易会社を興し、日本の製品をいち早く海外向けに売り出しました。そしてTOTO五代目社長として良品主義を貫いた江副孫右衛門。 先人たちから受け継がれてきた熱い想いを、「作る」「生み出す」「伝える」「つなぐ」という観点で紹介します。
水まわりの変遷
日本の水まわりの歴史を、「はるか昔」「江戸から明治」「大正から昭和の初め」「戦後から高度成長期」「昭和から平成」「未来へ」という流れで紹介します。主な時代のトイレ空間を再現し、製品の機能やデザインを追うことで、暮らしの変化を感じていただけます。

水まわりの商品の進化
TOTO製品の進化を、大便器、小便器、パブリックトイレ、バスルーム、水栓金具、キッチン、洗面所のカテゴリーごとに紹介します。大便器は洗浄水量や給水タンク、便座といった切り口でその変遷を追っています。旧総理大臣官邸や赤坂迎賓館など、著名な現場に設置されていた貴重な製品も空間ごとに再現しています。

認定遺産
日本の水まわり文化を創造してきたTOTOの製品には、歴史的価値を「近代化産業遺産」「建築設備技術遺産」「機械遺産」に認定されているものがあります。 九州北部の窯業近代化と発展に貢献したとして、TOTOミュージアムに所蔵されている戦前に製造された「衛生陶器」と「食器」が2009年に近代化産業遺産に認定されています。 2012年にTOTOミュージアム所蔵の衛生陶器の一部と初代ウォシュレットGが、2014年に各種湯水混合栓の一部が、2016年に初代ユニットバスルームが、2017年に光電センサー内蔵自動水栓が建築設備技術遺産に認定されています。 初代ウォシュレットGは、日本人のトイレ習慣を変えたことから、2012年に機会遺産にも認定されています。 詳細はこちら
※ウォシュレットはTOTO株式会社の登録商標です。

TOTOのファインセラミックス
衛生陶器の成形技術と水栓金具の精密加工技術がもとになり誕生したTOTOのファインセラミックス。信頼性が高い半導体を安定的に作り出す製造装置や液晶テレビやスマートフォンの大型化・高精細化に貢献する構造部材など、様々な場所で活躍しています。見えないところで情報化社会を支えるTOTOの製品を紹介します。
アメリカ、中国をはじめアジア・オセアニア、欧州など、世界で販売している商品をエリア別に展示しています。それぞれの地域に根ざした事業展開により、「その国の、TOTOになる。」ことを目指す姿を紹介しています。

グローバルギャラリー
TOTOは1917年の創立当時から海外市場を視野に入れ、「東洋陶器株式会社」としてスタートしました。現在では、その活動の場を世界に広げ、多彩な水まわり商品を開発・製造・販売しています。アメリカ、中国、アジア・オセアニア、欧州など、世界で販売している商品をエリア別に展示し、それぞれの地域に根ざした事業展開により、「その国の、TOTOになる。」ことを目指す姿を紹介します。
企画展やTOTOギャラリー・間 北九州巡回展を行っています。
※時期によって展示内容が変わる場合がございます。

TOTOギャラリー・間 北九州巡回展
「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」
(会期:2025年12月2日~2026年3月8日)
本展では、吉村靖孝氏の7つのプロジェクトを異なる漫画家が7つのストーリーとして描き下ろすことにより、建築の新たな解釈の可能性を探ります。
二次元の絵画表現の中でも特に独自の発達を遂げ、私たちの日常生活にも馴染み深いものとなった漫画の世界。漫画が建築と出逢い、建築家の手を離れた先に描かれるものはなにか。建築と漫画のコラボレーションによって生まれるものを、発見していただければ幸いです。

お手持ちのスマートフォンでQRコードを読み込むと、解説を聞く事が出来ます。
・日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、フランス語、スペイン語の7言語対応。
・音声ガイドを視聴する際は、お手持ちのイヤフォンの使用を推奨します。
・イヤフォンをお持ちでないお客様は、周囲にご迷惑にならない音量でお聴きください。
・また画像をクリックすると音声ガイドと同じ解説を文章でご覧いただけます。
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