TOTO

ドットアーキテクツ展 POLITICS OF LIVING ⽣きるための⼒学

展覧会について
TOTOギャラリー・間では、「ドットアーキテクツ展 POLITICS OF LIVING ⽣きるための⼒学」を開催します。
ドットアーキテクツの特徴は、建築の計画/設計/施工/使用を同じ地平でとらえ直し、そのすべての過程に取り組むことにあります。⼿に届く範囲にある材料や人⼿、知己や地縁までも資源としてその⼒を総動員することで、すべての人が⾃ら使う建築の創造に能動的に関わる可能性をテーマにしています。
分業制による従来の建築の枠組みを⾶び越えるドットアーキテクツの一⾒型破りともいえる活動に共感して、地域の人や多彩な仲間が⾃然に集まり、仕事と遊びの両方を楽しみながら、みなが⽣き⽣きと暮らす場が今、各地で⽣まれています。たとえば⼩⾖島では、瀬⼾内国際芸術祭で「馬木キャンプ」(2013 年)を建設して以来、アートを通じた地域の教育普及の場所づくりに10 年にわたり取り組んでいます。本拠地の⼤阪・北加賀屋の「千鳥文化」(2017 年〜)では、設計だけでなく運営にも携わっています。こうした具体的な場の創出に、現実に柔軟に対応しながら継続的に関わり続けていくことで、そこにふさわしい場所が徐々に⽴ち上っていきます。それら彼らが「⼩さな⾃治空間」と呼ぶものを⽣み出す⼒学(POLITICS OF LIVING)こそが、現状を突破し社会を変革する鍵だとしています。
本展では、建築の可能性を広げる彼らの活動の全貌を紹介するとともに、中庭にパターゴルフ場を出現させ、その場でパターを⼿作りして一緒に楽しめる、余暇を⾃らつくり楽しむ体験を⽣み出します。本展覧会を通して、ドットアーキテクツの「⽣きるための⼒学」の意味を⾒いだしていただければ幸いです。
TOTOギャラリー・間

会場写真
エントランス
©Nacása & Partners Inc.
GALLERY 1 全景
「ドットアーキテクツがTOTOギャラリー・間を一時的に使うならどうするか」をテーマにしている。
©Nacása & Partners Inc.
コーポ北加賀屋
©Nacása & Partners Inc.
左:イタリア、ミラノ・トリノの社会センターを巡る旅
©Nacása & Partners Inc.
手前:バー
©Nacása & Partners Inc.
博物館
©Nacása & Partners Inc.
シルクスクリーン工房
©Nacása & Partners Inc.
奥:ライブラリー
手前:ラジオ局
©Nacása & Partners Inc.
奥:乃木坂パターゴルフ???クラブ!!
©Nacása & Partners Inc.
中庭
手前:屋外工房
©Nacása & Partners Inc.
余暇も自分たちでつくる。パターゴルフのコースは2つ。「ノギザカストレート」と「ノギザカノベンザ」。
©Nacása & Partners Inc.
GALLERY 2 全景
ドットアーキテクツ初の作品集である『POLITICS OF LIVING』( 発行:TOTO出版)に掲載されている、建築の展示及び現在進行形のプロジェクトの展示。
©Nacása & Partners Inc.
手前:「仮の家」模型
©Nacása & Partners Inc.
奥:「No. 07」模型
©Nacása & Partners Inc.
GALLERY 2 映画館
©Nacása & Partners Inc.
会場案内
主な作品
⾺⽊キャンプ(⾹川県、2013年)
©HIDEAKI HAMADA
自主施工による地域の交流施設。ドットアーキテクツ と住⺠総出で一日で制作した映画の、一夜限りの上映会。
No. 07(大阪府、2018年)
©Yuma Harada
築110年の長屋改修と路地農園。日常生活から生まれる小さな共有スペース。
researchlight 「河童よ、ふたたび」(京都府、2016年)
©Shinsaku Arakawa
屋外での身体の振る舞いを引き出す期間限定の公園。子どもも大人も自分の使い方を発見していく。
GDP(Gonzo dot party)(大阪府、2020年)
©アートエリアB1/photo by Ryo Yoshimi
アーティストとの協働による映画制作とパフォーマンス。
千鳥文化(大阪府、2017年)
©Yuma Harada
旧文化住宅を改修した地域交流拠点。食堂、バー、ギャラリーなどがあり、さまざまな活動が行われる。
展覧会情報
展覧会名(日)
ドットアーキテクツ展 POLITICS OF LIVING ⽣きるための⼒学
展覧会名(英)
dot architects: POLITICS OF LIVING
会期
2023年5月18日(木)~8月6日(日)
開館時間
11:00~18:00
映画上映時間
GDP THE MOVIE~ギャラクティック運輸の初仕事~ 上映時間:90分
①12:00〜13:30
②14:00〜15:30
③16:00〜17:30
休館日
月曜・祝日
入場料
無料
会場
TOTOギャラリー・間
〒107-0062 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口徒歩1分
TEL=03-3402-1010 URL=https://jp.toto.com/gallerma
主催
TOTOギャラリー・間
企画
TOTOギャラリー・間運営委員会
特別顧問=安藤忠雄、委員=千葉 学/塚本由晴/セン・クアン/田根 剛
後援
一般社団法人 東京建築士会
一般社団法人 東京都建築士事務所協会
公益社団法人 日本建築家協会関東甲信越支部
一般社団法人 日本建築学会関東支部
関連プログラム2
『山水郷チャンネル』 主催:日本デザイン振興会
日本の各地でデザインに携わる人とつながり、地域から新しい日本のナラティブを生み出すためのデザインを考える配信プログラム「山水郷チャンネル」に、ドットアーキテクツの家成俊勝さんが出演。
山水郷チャンネル #90 家成俊勝さん(建築家・株式会社ドットアーキテクツ 代表)
ニュースリリース
TOTO出版関連書籍
著者=ドットアーキテクツ
編集=MUESUM