TOTO

アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展

展覧会コンセプト
アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア

アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー(以下ADVVT)は、「ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」というテーマを通じて、自らの実践の幅広い視野をさらに展開させる。ADVVTの多種多様な作品の実践――ヴァリエテ[VARIETE]。建築をつくることのみならず、常に建築のあり方を探究する姿勢――アーキテクチャー[ARCHITECTURE]。そして建築に属するふるまいのデザインを希求しつづける――ディザイア[DESIRE]。

この展覧会では、ADVVTが設計したベルギーのフランダース地方の11の住宅を、図面と模型を制作することで理解を深めた日本の学生とのコラボレーションの結果が展示される。学生たちはさまざまな住宅を日本のコンテクストに置き換え、再解釈することで、異なるコンテクストに置かれたことによって生じる違いを探究している。ADVVTはこの方法によって、作品自体の探究結果を示すだけでなく、両者のコンテクストや文化の違いをも探究しようとしている。

さらには、多彩な写真家が撮影した建築写真のループ再生により、ADVVT作品をさらに深く洞察する。何千枚という画像が見る人をADVVTの宇宙[UNIVERSUM]へと誘う。いくつかの異なるスクリーンに映し出された映像は、メリーゴーラウンド[CARROUSEL]のように回り続ける。この展覧会は、TOTOギャラリー・間のスペースを回遊する旅[JOURNEY]であり、空間の背後にあるものというアイデアは、「間」という言葉の意を解釈したものでもある。
アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー
建築家プロフィール
アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー
アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー(以下ADVVT)は、ヤン・デ・ヴィルダー(1968年生、写真中央)、インゲ・ヴィンク(1973年生、同右)、ヨー・タユー(1971年生、同左)によって、2010年にベルギーのゲントで設立された。ADVVTは、明快な理論と豊かな感性が結びついた前衛的な作品で知られる。彼らにとって設計と教育は不可分な存在であり、現在はベルギーのルーヴェン・カトリック大学、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH)にて教鞭を執る。2018年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展において、新進気鋭の建築家へ贈られる銀獅子賞を受賞。

©Filip Dujardin
TOTO出版関連書籍
著者=アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー