GALLERY・MA
Home
ギャラリー・間について About GALLERY・MA
ギャラリー・間 関連書籍 GALLERY・MA books
com-etメルマガ登録 mail magazine
TOTO出版
  COM-ET
  TOTO
CONTACT US
ACCESS
原 広司展  ディスクリート・シティ
Hiroshi Hara   Discrete City
2004 12.02 - 2005 2.19
 
原 広司展  ディスクリート・シティ :  Discrete City


2004年12月2日(木)〜2005年2月19日(土)
11:00-18:00(金曜日は19:00まで)
休館日:日曜・月曜・祝日(12月26日〜1月10日冬期休館) 入場無料

<実験住宅コルドバ>2005年4月に完成!
講演会/対談 大江健三郎+原広司
2004年12月15日(水)18:30開演  ※当日会場先着順受付
津田ホール
空間術講座17
「空間の文法1」 2004年12月18日(土) 18:00開講
「空間の文法2」 2005年 1月15日(土) 18:00開講
「空間の文法3」 2005年 2月 2日(水) 18:30開講

※事前申込制

特別協力:六本木アカデミーヒルズ

 
2003年末、南米ウルグアイの首都モンテビデオに〈実験住宅 モンテビデオ〉を建て、多くの市民に向けて公開・展示をしました。この〈実験住宅〉は、2つの意味を持っています。その第1は、住み手が自分で造ることができる住宅であることです。これは、今日世界の都市に溢れている、住む場所を持たない人々に向けての、ささやかなメッセージです。その第2は、この試みが〈ディスクリート・シティ〉を遠望していることです。〈実験住宅 モンテビデオ〉は、若い建築家や学生たちの手によって実現されました。
今年は、同様な主旨で、アルゼンチンの都市コルドバで〈実験住宅 コルドバ〉をこの展覧会と同時並行して建設しようとしており、この建設過程が展覧会〈ディスクリート・シティ〉の重要な内容となるでしょう。
さらに、来年はブラジルでの展開などが予定されていて、今回の展覧会は、今起こっている〈実験住宅〉のライブになると思っています。
 
2004年10月4日 原 広司
ディスクリート(離散的な)または、ディスクリートネス(離散性)という概念は、梅田スカイビル(1993)、JR京都駅ビル(1997)、札幌ドーム(2001)などを設計した建築家原広司(Hiroshi Hara)氏が、70年代から独自に継続してきた集落調査を土台として生まれてきました。

原氏は「離散性という概念は、部分と全体をめぐるひとつの論理」であり、その理想形は簡単にいえば、「人が何人いようが、ありうるすべての組合せを列挙できる構造」となる位相をもつ空間である、と指摘しています。同氏は、この概念のリアライゼーションとして、2003年南米ウルグアイの首都モンテヴィデオに、住み手が自ら造ることができる3棟からなる実験住宅を学生の手で建設。離散性の試行プロジェクトとしてスタートさせました。今秋、ギャラリー・間の展覧会にあわせ、南米アルゼンチンの都市コルドバに、第2弾のプロジェクトが始まります。

会場では、この2つのプロジェクトの原氏の原図、模型、パネル展示、映像展示のほか、原氏のこれまでの代表建築からディスクリートの概念が包含された作品:原邸(1974年)、JR京都駅ビル(1997年)、4つのCube Houses(1998年)、宮城県図書館(1998年)、札幌ドーム(2001年)、横須賀プロジェクト(2002年)、会津学鳳中学校高校(2004年)などが大判アクリルパネルで展開されます。
GALLERY・MA TOTO出版 COM-ET TOTO
Copyright(C)2003 TOTO LTD.All Right Reserved