鹿児島 砂むし温泉 指宿白水館 花の棟

改修の経緯

「指宿白水館」は、薩摩半島の南端の指宿温泉に立地し、松の緑、錦江湾の青い海と豊かな自然に囲まれた伝統と格式を備えた老舗旅館。館内には、指宿特有の砂むし温泉や、江戸の歴史を再現した元禄風呂などの温泉のほか、広大な敷地内には、約3千点の中から選定した貴重な美術品を展示した「薩摩伝承館」などを擁す。和の風情あふれる客室は4棟（離宮・花の棟・磯客殿・薩摩客殿）からなる。今回、観光庁の「地域一体となった高付加価値化事業」を利用し、花の棟の客室2室をプレミアムルームとして1室に改修。長期滞在者に配慮したキッチンや温泉を引いた浴室を設けるなど、付加価値を高めた改修を行った。また昨今の人手不足に対応して、配膳や掃除をするロボットを採用するなど、最新の設備も導入している。

水まわりの特長

プレミアムルームにふさわしく、水まわりも整えられた。デザイン性の高い洗面器や自動水栓、美しい佇まいで極上のおもてなしを提供するウォシュレット一体形便器ネオレストNXを採用。ワンランク上の、ラグジュアリーな水まわり空間を実現。また、館内には複数の温泉設備があることから、「花の棟」の客室には、温泉を引いてなかったが、今回の改修を機に温泉を引いた浴室を設置。さらに、オーバーヘッドシャワーや機能付きシャワーを採用し、くつろぎのバスタイムにも、より付加価値を高めている。さらに、外国人観光客などの長期滞在も想定して、IH調理器が付いたキッチンも設置されている。今後も、さまざまなおもてなしのスタイルを実現するために、一層付加価値を高めた客室への改修を検討している。