「カヌー・スラロームセンター」は、東京2020オリンピック・パラリンピックにおける競技会場となった国内初の人工カヌースラロームコース。Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドラインに沿って整備され、管理棟の水まわり空間も、トイレの機能分散をはじめ、世界最高水準のユニバーサルデザインが実現されている。

建築概要

所在地 東京都江戸川区臨海町6-1-1
施主 東京都
設計 パシフィックコンサルタンツ株式会社
施工 <建築>高中建設株式会社
<電気>文京電気株式会社
<機械>アイエスアイ工業株式会社
敷地面積 75,775㎡
建築面積 852㎡
延床面積 1,223㎡
階数 地上2階
構造 鉄骨造
竣工年月 2020年1月

特長

建物の特徴

「カヌー・スラロームセンター」は、2019(令和元)年、都立葛西臨海公園の隣接地に整備された、国内初の人工カヌースラロームコース。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会ではカヌー(スラローム)競技の会場として使用された。会場整備は組織委員会が策定した「Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドライン」が踏まえられ、障がいのある方や学識経験者からなる「アクセシビリティ・ワークショップ」を設置。大会後の利用を見据えて、だれもが使いやすい施設にすることを目指し、さまざまな検討・整備が実施された。水上競技の国際・国内大会が開催され、アスリートの強化育成拠点であるとともに、広く水上スポーツ体験やラフティングなどの水上リクリエーション参加の機会を創出している。

水まわりの特長

水まわりに関しても「Tokyo2020アクセシビリティ・ガイドライン」に沿って整備。「車いす対応トイレ」「異性介助に配慮した男女共用トイレ」「手すり付きトイレ」「オストメイト対応トイレ」「乳幼児対応トイレ」などが分散配置されている。サインに関しては、分散したトイレ機能の情報を、使用者がなるべく早くそしてわかりやすく入手できるように、各所にピクトグラムを表示して連続的に案内。色や文字を用いた案内は、弱視の方が認識しやすいようコントラストを確保している。大便器は幅広い利用者を想定し、すべてウォシュレットを設置。そのほかの器具も節水タイプの最新器具を採用。さまざまな利用者に配慮された、世界最高水準のユニバーサルデザインが実現した水まわり空間となっている。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share

CLOSE