「JR鹿児島中央ビル(AMU WE)」は鹿児島中央駅に直結する商業・オフィス複合施設。商業フロアのトイレは、バリアフリートイレのほか、性的マイノリティに配慮した男女共用の 個室完結型トイレを設置。オフィスロアではオフィスワーカーが快適に利用できる機能の 充実と落ち着いた色調のトイレ空間が実現されている。

建築概要

所在地 鹿児島県鹿児島市武1-2-10
施主 九州旅客鉄道株式会社
設計 清水建設株式会社一級建築士事務所
施工 清水・九鉄特定建設工事共同企業体
敷地面積 6,485.07㎡
建築面積 4,186,99㎡
延床面積 31,616.07㎡
階数 地上11階
構造 鉄骨造
竣工年月 2023年3月

特長

建物の特徴

「JR鹿児島中央ビル」は、鹿児島中央駅西口地区開発事業として竣工した複合施設。鹿児島の新しい交流と賑わいの創出、魅力溢れる都市空間の創出をコンセプトとし、1~3Fは商業施設「AMU WE」、4~10Fは1フロア面積が県内最大級のオフィスフロアを構築した。ビルは鹿児島中央駅と2Fデッキで直結させ、雨に濡れずにアクセスできるなど利便性を高めている。さらに、ビルの歩行者空間には植栽やベンチを設け、周辺環境や景観と調和のとれたまちづくりを目指した。オフィスフロアは、多様な働き方に対応して4Fにオフィスワーカー専用ラウンジを設置。また、CASBEE新築、CASBEEウェルネスオフィスともにAランク、ZEB Orientedを取得するなど環境に配慮した取り組みを積極的に行っている。

トイレの特長

商業フロアのトイレは、年齢や性別、身体状況などを問わず、快適に利用いただけるよう各階に男女トイレ、バリアフリートイレを設置。また、車いす使用者、オストメイトを対象としたバリアフリートイレへの利用集中を避けるため、男女トイレには各1ヶ所ひろびろブースを設け、乳幼児連れが安心して利用できるよう配慮。さらに、2Fに授乳室、3Fに性的マイノリティに配慮した男女共用トイレを設置。また、ビル周辺の緑豊かな歩行者空間を連続させた内装デザインによって、やすらぎの空間となった。オフィスフロアのトイレは、すべての階に男女トイレとバリアフリートイレを設置。男女トイレともにひろびろブースの設置や洗面コーナーと歯みがきコーナーも設けるなど、快適に利用できるトイレ空間を実現している。

採用商品

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