「沖縄こどもの国」は、動物園やワンダーミュージアムで構成される複合体験施設。このたび、水とみどりの広場横にトイレを新設。トイレとベビーケアルームを分けた構成とし、お子様や乳幼児連れの方が使いやすいトイレを目指した。照明計画、手荷物配慮など施設のコンセプトにあわせた細やかな配慮が生きている。

建築概要

所在地 沖縄県沖縄市胡屋5-7-1
施主 沖縄市役所
発注者 沖縄市役所企画部プロジェクト推進室
運営 公益財団法人 沖縄こどもの国
設計 有限会社 みき建築設計
施工 <建築>有限会社 内盛産業
敷地面積 209,306.2㎡
建築面積 117.4㎡(トイレ)
延床面積 116.7㎡(トイレ)
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2022年3月

特長

建物の特徴

「沖縄こどもの国」は、沖縄県内で唯一の本格的な動物園、ワンダーミュージアム、チルドレンズセンター、ふるさと園から構成される複合体験施設。まだ沖縄が米軍の統治下にあった1970(昭和45)年に、本土復帰記念事業として、"こどもたちの夢と希望を育み、人をつくり、環境をつくり、沖縄の未来をつくる人材の育成"を目的として設立"され、日本一ユニークな施設像を追求。観光施設としての魅力をも備えた施設を目指し、広く県民に愛されてきた。基本理念は、つながりを感じ、⽣み出す場所「ツナガリウム」。いのちの縦のつながりと生きることの横のつながり、そしてその融合と深化を考え、知識を行動へと発展させることができるこどもたちを生み出す場とするため、施設の整備、充実を推進している。

水まわりの特長

このたび、水とみどりの広場横に新設されたトイレは、広場にて終日滞在することを想定して検討。お子様や乳幼児連れの方が使いやすいトイレを目指した。「ツナガリウム」のコンセプトにあわせた、サインデザイン。エントランスから洗面コーナー、さらには大便器コーナーへ移動する際にだんだんと落ち着けるような照明の演出。また手荷物にも着目し、お子様の着替えやレジャー用品など大きなバッグを持ち込んでもスムーズに利用できるブースの広さを実現。また、災害や停電などの緊急時に配慮した洗浄レバー付き(BCP対応)の壁掛大便器セット・フラッシュタンク式の採用など随所に細やかな配慮が生きている。また新設するにあたり、衛生的で清潔なトイレ空間を維持するため、乾式清掃を採用している。

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