大分県別府市鉄輪にオープンした「別府鉄輪 地獄温泉ミュージアム」は、育まれてきた温泉の歴史と文化を楽しみながら学べる、アカデミック・エンターテインメント施設。トイレも、多様な利用者をおもてなしできるよう、男女トイレに加えバリアフリートイレ、男女共用個室完結型のだれでもトイレが設置されている。

建築概要

所在地 大分県別府市鉄輪321-1
施主 株式会社 Dots and L
建築設計 岡田祐介建築設計事務所
内装設計 株式会社丹青社
施工 <建築>長幸建設株式会社
<内装>株式会社丹青社
敷地面積 1821.62㎡
建築面積 677.11㎡
延床面積 892.15㎡
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2022年12月

特長

建物の特徴

大分県別府市の「鉄輪・亀川の地獄群」は、8世紀初頭、豊後風土記に記せられるように、古より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していた地。かつては人々より"地獄"と称せられたように、今でも鉄輪では温泉噴出口を"地獄"と呼んでいる。そのひとつに数えられ、2009(平成21)年に閉館した「金龍地獄」の跡地に、2022(令和4)年12月に、"地獄"を再定議する思いを込めて、「地獄温泉ミュージアム」がオープンした。天から降った雨水が温泉水になるまでの地中の旅を来場者自身が追体験し、「地獄は温泉が自然の恵みであることの象徴である」という事を楽しみながら学べるアカデミック・エンターテインメント施設。別府鉄輪が育んできた温泉の歴史と文化を国内外に発信し、別府観光を後押する起爆剤となっている。

トイレの特長

施設に訪れた方が利用しやすいよう、エントランス奥の通路沿いに設けられたトイレ。男女トイレに加えバリアフリートイレ、性別問わず利用できる男女共用の個室完結型のだれでもトイレを設置し、多様な利用者をおもてなしできるよう配慮されている。内装インテリアは男女を分けず、"地獄"を想起させるような柄にこだわって統一されている。水栓や衛生器具は、節水商品を選定。また衛生面に配慮し、しっかりと手を乾かせるクリーンドライ(ハンドドライヤー)を採用。手洗後の動線に考慮して水垂れがないよう洗面器の間に設置している。大便器は、連続洗浄可能で混雑緩和に寄与し節水効果のある、パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式を採用している。

採用商品

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