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「関電不動産西本町ビル」は、大阪、西本町エリアのアクセスに優れた賃貸オフィスビル。竣工時のままであった水まわりが、"非接触"を重要なテーマとして改修された。事前に、全入居企業へのアンケートを実施、利用者目線の配慮が行き届き、先進的で、入居企業にとってもメリットの多い改修となっている。
建築概要
所在地 | 大阪府大阪市西区阿波座1-3-15 |
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施主 | 関電不動産開発株式会社 |
運営管理・貸主 | 株式会社第一ビルディング |
設計 | 株式会社乃村工藝社 |
施工 | 株式会社ノムラプロダクツ |
敷地面積 | 1,975.59㎡ |
延床面積 | 16,884.78㎡ |
階数 | 地下1階、地上11階、塔屋2階 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
竣工年月 | (改修)2021年2月 |
特長
改修の経緯
「関電不動産西本町ビル」は、大阪メトロ四つ橋線と御堂筋線「本町駅」からすぐのアクセスに優れた賃貸オフィスビル。利便性が高い閑静なオフィスエリアの中にあって、ランドマーク的な存在のビルとなっている。1988(昭和63)年に竣工された同ビルは、関電不動産開発が2020(令和2)年に取得。水まわりは竣工時のままであったことから、安心・快適な空間を提供し、入居企業の満足度を向上させるため、直ちに改修を計画。 2021(令和3)年2月に工事完了した。改修にあたり、全入居企業へのアンケートを行うなど、利用者目線の配慮が行き届き、先進的で入居企業にとってもメリットの多い改修となっている。
トイレの特長
トイレは、"非接触"を重要なテーマとし、自動水栓や自動水石けん供給栓のほか、トイレの入口も扉のないドアレス仕様に変更している。さらに、基準階では、扉のない仕様にするために、入口横にサインを兼用する袖壁を設け、廊下からの視線に配慮するなどの工夫が施されている。袖壁は通行の妨げにならずかつ効果的な仕様が検討された。内装は、男女トイレのデザインを統一し、自然素材と温かみある木目柄で落ち着いた空間を演出。またサインについても無彩色ピクトサインのみとして、性的マイノリティへも配慮している。「心が豊かになるオフィスのトイレ時間へ」をコンセプトに、意匠性・使い勝手・多様性への配慮など、多様な観点からトータルにデザインされたトイレに生まれ変わった。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式 CFS497BPC
- ウォシュレットPS(擬音装置「音姫」付きエコリモコン) TCF553*系
- 自動洗浄小便器 UFS900R
- 洗面器 L505
- 台付自動水栓 TENA41A
- 自動水石けん供給栓 TLK02001J
- 小型電気温水器 REW12B2D1K
- クリーンドライ(ハンドドライヤー) TYC420W
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