平和園

改修の経緯

「平和園」は、1974（昭和49）年創業の中華料理店。JR名古屋駅西口から徒歩5分、超高層ビルが立ち並ぶ名古屋駅の近くでありながら、庶民的な雰囲気が漂う名古屋駅西銀座通商店街へ移転して、30年。連日、多くのお客でにぎわう、地元に愛される街の中華料理店である。トイレの改修前は、和式便器に不便を感じ、常連の中には、店主家族の住む2Fのトイレを貸すといったケースも見られた。改修に際しては、トイレの老朽化に加え、衛生面での対策も考慮し、限られたスペースの中で、お客様へのおもてなしの心が生きたトイレ改修となった。

トイレの特長

限られたスペースのトイレでも気持ちよく使用できるように、さまざまな工夫が凝らされている。衛生面に配慮し、床や壁には抗菌・抗ウィルス効果が特徴のハイドロセラ・フロアとハイドロセラ・ウォールを採用。ドアや壁の塗装には防カビ性能を持ち水拭き可能な水性ペイントが用いられている。また、非接触で手が洗えるように自動水栓を導入。トイレは和式から洋式化するため、コンパクトなパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式を採用している。さらに、詰まりが発生した際にも早期復旧ができるよう、掃除口付を選定するなどメンテナンス性にも配慮。コンパクトなスペースに、さまざまな知恵や工夫が盛り込まれている。