「三洋化成工業株式会社」は、1949(昭和24)年に創業した化学メーカー。人材の多様化と、多様な価値観を受け入れ、活躍できる職場環境の実現に向け、ダイバーシティ&インクルージョンのひとつとして、LGBTQに関する取り組みを推進。その一環として、京都市の本社トイレに、性別を問わずだれでも利用できる、「だれでもトイレ」を設置。すべての従業員が働きやすい企業の実現を目指している。

建築概要

所在地 京都市東山区一橋野本町11-1
施主 三洋化成工業株式会社
設計・施工 大日本土木株式会社
敷地面積 5,937.98㎡
建築面積 1,288.77㎡
延床面積 5,958.14㎡
階数 地下1階、地上5階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2020年8月

特長

改修の経緯

「三洋化成工業株式会社」は、1949(昭和24)年に創業した京都市に本社を構える化学メーカー。人材の多様化と、多様な価値観を受け入れ活躍できる職場環境の実現として、性的マイノリティの総称のひとつであるLGBTQに関する取り組みを推進。社内外相談窓口の設置や社内規定・制度の改定、研修や勉強会の実施、ダイバーシティ通信発行による情報提供、レインボープライドへの参加などを行っている。このたびその一環として、性別を問わず「だれでも」利用できる、「だれでもトイレ」を京都本社に設置。今後、京都地区以外の事業所でも順次導入を検討していくなど、すべての従業員が働きやすい企業の実現を目指している。

改修の経緯

活動の一環として、本社トイレの男性トイレだった場所を、車いす使用者やオストメイトに配慮した多機能トイレと、性的マイノリティの方に配慮しただれでも利用できる個室トイレに改修。全洋式便器とし、ウォシュレットを完備。さらに、高齢者などの立ち座りをサポートするI型手すりを設置している。多機能トイレには、コンパクト設計で空間を有効活用できるコンパクト多機能トイレパックを採用。さらに、オストメイトへの簡易的な対応として、パウチ・しびん洗浄水栓付背もたれが設置されている。この改修に際しては、テクニカルセンターによるセミナーや図面提案が行われ、快適に使えるトイレ空間が計画された。改修後は、利用者からきれいで快適になったとの声をいただいている。

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