日本財団が実施するTHE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)は、誰もが快適に使用できる公共トイレを渋谷区内の17ヶ所に設置するプロジェクト。そのひとつである「東三丁目公衆トイレ」は、国際都市渋谷を訪れるビジターへのおもてなしの気持ちや利用する人々を包み込む安全な場所にしたいという願いを込めて、「プライバシーと安全」を念頭にデザインされたトイレ。

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建築概要

所在地 東京都渋谷区東3-27-1
施主 日本財団
デザイン 田村奈穂
設計・施工 大和ハウス工業株式会社
建築面積 19.25㎡
延床面積 18.84㎡
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2020年8月

特長

建物の特徴

日本財団が実施する、THE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)は誰もが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト。そのひとつである東三丁目公衆トイレは、JR恵比寿駅の線路沿いに立地し、造形のインスピレーションを日本の贈り物文化のシンボルである「折形」から得て、幾何学的な形を空間化したもの。国際都市渋谷を訪れるビジターへのおもてなしの気持ちをこめて、また、利用する人々を包み込む安全な場所にしたいという願いを込めて、トイレを利用するだれもが、快適な気持ちを同じように得られるために大切な「プライバシーと安全」を念頭に空間をデザイン。社会に属するすべての人たちが、安全に、ハッピーに生活を営める社会に、そんな思いがデザインにこめられている。

水まわりの特長

トイレは向かって右から女性トイレ、男性トイレ、多機能トイレ、 3つの空間を均等なバランスで配置している。内装には、清潔感・落ち着き・明るさを担保できる「白」を選定し、外壁の「赤」との対比が特徴的。女性トイレは安全性・プライバシーに配慮した個室完結型で、排せつから手洗いまで一連の動作がブース内で行える。男性トイレの衛生器具は床の清掃性に優れた壁掛式を採用。小便器はマイクロ波センサー壁掛小便器セット、大便器は壁掛大便器セット・フラッシュタンク式を設置している。多機能トイレには、車いす使用者やオストメイトに配慮して、コンパクト多機能トイレパックを採用。また利用者の快適性に配慮し、すべての大便器にウォシュレットを設置している。

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