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TOTOギャラリー・間 北九州巡回展 増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。

展覧会について
TOTOギャラリー・間は、TOTOミュージアム(福岡県北九州市)での巡回展として、独自性に富んだ建築作品を生み出している若手建築家ユニット 増田信吾+大坪克亘の個展「それは本当に必要か。」を開催いたします。

たった1枚の住宅の塀から設計活動を始めたふたりは、その後、初期の代表作「躯体の窓」や「第32回吉岡賞」を受賞した「リビングプール」により高い評価を受け、建築界の注目を集めました。

彼らは、敷地のなかで「場」に大きく影響する境界や窓、躯体、基礎といった部位に着目し、大胆な解決方法を提示します。その際、そこで営まれる生活や周辺環境に対しても細やかな「観察」と「診断」をおこない、場に大きく寄与する対象を見極めて設計すべき「計画」へと導いて行きます。その行為からは、恣意的なものを排除して客観的に対象と向き合おうとする、ふたりの設計に対する純粋な姿勢がうかがえます。その過程を経ているからこそ、周囲と溶け込みながらも強い存在感を与える彼らの建築は、私たちの既成概念をくつがえし、日頃見慣れた風景が一変する新鮮な感動を与えてくれるのです。

本展覧会では、「躯体の窓」「リビングプール」など増田信吾+大坪克亘の初期の代表作から「始めの屋根」「つなぎの小屋」「goodoffice品川」などの近作までの設計過程を、模型や図解により紹介します。7つの模型が点在する原っぱのようなギャラリースペースは、まるで彫刻庭園を散策するかのように、訪れる人にやすらぎの時を与えてくれるでしょう。そして、彼らがその場をどう読み解いて何をつくったのかを、感じとっていただけることでしょう。
TOTOギャラリー・間

会場写真
主な作品
躯体の窓(千葉県、2014年)
© 石山和広
リビングプール(山形県、2014年)
© Anna Nagai
始めの屋根(東京都、2016年)
© Anna Nagai
つなぎの小屋(神奈川県、2018年)
© Anna Nagai
goodoffice 品川(東京都、2021年)
© 増田信吾+大坪克亘
ウチミチニワマチ(東京都、2009年)
© 増田信吾+大坪克亘
展覧会情報
展覧会名(日)
TOTOギャラリー・間 北九州巡回展
増田信吾+大坪克亘展 それは本当に必要か。
展覧会名(英)
TOTO GALLERY・MA Traveling Exhibition in Kitakyushu
Shingo Masuda + Katsuhisa Otsubo: Is It Truly Necessary? 
会期
2021年11月16日(火)~2022年3月6日(日)
開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日・年末年始[2021年12月27日(月)~2022年1月4日(火)]
*状況に応じ、会期・開館時間等は変更になる可能性があります。
入場料
無料
会場
TOTOミュージアム
〒802-8601福岡県北九州市小倉北区中島2-1-1
【バス】JR小倉駅小倉城口の小倉駅バスセンターから約15分「貴船町」バス停下車、【北九州モノレール】香春口三萩野駅南口下車、国道3号線を八幡方面に徒歩約10分
TEL=093-951-2534 URL=https://jp.toto.com/museum
主催
TOTOギャラリー・間/TOTOミュージアム
企画
TOTOギャラリー・間運営委員会(特別顧問=安藤忠雄、委員=千葉 学/塚本由晴/セン・クアン/田根 剛)
後援
一般社団法人 日本建築学会九州支部/公益社団法人 日本建築家協会九州支部/公益社団法人 福岡県建築士会/一般社団法人 福岡県建築士事務所協会
協力
thorns D&C、井口雄介、オンデルデリンデ、永井杏奈
ニュースリリース
TOTO出版関連書籍
著者=増田信吾+大坪克亘
写真=永井杏奈