イタリアの建築家であり、デザイナー、彫刻家であるアンジェロ・マンジャロッティは現在83歳でありながら精力的に創作活動を続けています。時を越えて世界を魅了するイタリア・モダニズムの巨匠のデザイン・エッセンスを美しい装丁の中に閉じ込めました。
1955年より数多くの作品を発表している氏のデザインワークに、建築・デザイン・彫刻の壁はありません。素材理解の徹底、接合部分のデザインなど、創作における一貫した思考やこだわりを知ることによって、マンジャロッティが導いた回答=デザインを理解することができます。
またイタリア、ミラノの事務所で行ったインタビューでは、幼少時代の原風景、デザインに関わることになったきっかけや、コルビュジエやミースとの出会い、日本との長年にわたる深いかかわりなど、さまざまな思い出を語っていただきました。氏の創作活動を理解するための貴重な記録となっています。
さらにマンジャロッティと親交の深い建築家の槇文彦氏、彫刻家の豊福知徳氏、イタリアデザインに造詣の深い鵜沢隆氏、柏木博氏、植田実氏が、それぞれの視点でマンジャロッティについてを綴ったエッセイを収録した充実の1冊です。
体裁=166mm×169mm
ソフトカバー
169 ページ
ISBN 4-88706-241-9
価格2,520円(本体2,400円)
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バランザーテの教会(1957)
photo=Foto Casali |
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テーブルシリーズ・エロス(1971)
photo=Foto Casali |
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IMM社オフィス(1991) |
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