「福岡大名ガーデンシティ」は、オフィス・ホテル・商業施設からなる「タワー」を中核とする、福岡の新たなランドマーク。商業施設のトイレは、新しさの中にも懐かしさを感じさせる上質な空間。オフィスフロアトイレには、使いやすさとワーカーがほっとひと息つける細やかな配慮が施されている。

建築概要

所在地 福岡県福岡市中央区大名2-6-50
施主 大名プロジェクト特定目的会社
(積水ハウス株式会社、西日本鉄道株式会社、西部瓦斯株式会社、株式会社西日本新聞社、 福岡商事株式会社)
設計 株式会社久米設計
株式会社醇建築まちづくり研究所
施工 <建築>清水・鴻池・積和建設九州特定建設工事共同企業体
敷地面積 9,999.87㎡
建築面積 5,469.28㎡
延床面積 91,423.00㎡
階数 地下1階、地上25階
構造 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 2023年3月

特長

建物の特徴

福岡の新たなランドマークとして2023(令和5)年6月に全面開業した「福岡大名ガーデンシティ」は、福岡市が主導する「天神ビッグバン」の中核となる再開発事業。九州初上陸となるラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」を誘致、さらに大規模ハイグレードオフィスを擁するなど、大きな話題となっている。敷地は140年続いた歴史ある「旧大名小学校」の跡地で、校庭を再生した緑豊かな広場を囲むように、オフィス・ホテル・商業施設からなる「タワー」と公民館や創業支援・人材育成施設などがある「テラス」、さらに「パーク」、イベントホールの「ステージ」を配置。アジアのリーダー都市へと進化を遂げている福岡で、人々や企業、世界や地域との多様な交流拠点として、新しい原動力となる。

トイレの特長

小学校跡地というこの土地の歴史と記憶を引き継ぐため、 2014(平成26)年に閉校した旧大名小学校の校庭の土を混ぜた左官材を、タワー棟1・2Fの商業施設の床と壁に使用。さらに、トイレもその雰囲気を引き継き、新しさの中にも懐かしさを感じさせる上質な空間となっている。また、5~16Fのオフィスフロアは、総面積約30,000㎡、ワンフロアの専有面積が約2,500㎡となる九州最大級の規模。トイレは、南北の両方向に抜けられる細長い空間で、どちらからでもアクセスしやすい二方向レイアウトとなっている。内装はシンプルにしてスタイリッシュなデザインで統一。小便器の間の間仕切りや大便器ブース内に設けられたブラケットの間接照明など、ワーカーがほっとひと息つける細やかな配慮が施されている。

採用商品

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