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「水まもりトイレ」は、管清工業株式会社が「厚木の杜環境リサーチセンター」に設けた屋外トイレ。水盤に浮く3つの「管」状空間の重なりの中に、遊び場にもなる水庭、トイレ、手洗い場が配され、訪れた人が水環境について考えるきっかけとなることを願うとともに、地球環境に向き合う企業姿勢を体現している。
建築概要
所在地 | 神奈川県厚木市森の里若宮5-1 (厚木の杜環境リサーチセンター内) |
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施主 | 管清工業株式会社 |
設計 | T2P Architects Office |
施工 | <建築>株式会社小島組 <設備>C.H.C.システム株式会社 |
敷地面積 | 652,41㎡ |
建築面積 | 24,84㎡ |
延床面積 | 24,84㎡ |
階数 | 地上1階 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
竣工年月 | 2022年11月 |
特長
建物の特徴
「水まもりトイレ」は、半世紀にわたり日本の下水道インフラを支えてきた管清工業株式会社が、研究開発、研修、体験学習などを行う「厚木の杜環境リサーチセンター」に設けた屋外トイレ。「厚木の森(杜)にある、水環境を守る場所」の思いが由来となって名付けられた。施設の入口にあたるエリアの広場中央に設置され、訪れた人を迎え入れる施設の顔となっている。同センターは、災害時の避難場所・支援ベースキャンプになることも想定。施設内で活用されている井戸水は、貯水槽に貯められ災害時に使用できるとともに、広場を横切る排水管には複数のマンホールトイレを設置することができるように計画されている。広場とともに地域に開放され、自然と親しみながら安心をもたらす、ふれあいの場となっている。
トイレの特長
水盤に浮く3つの「管」状空間の重なりの中に、遊び場にもなる水庭、トイレ、手洗い場が配され、各個室からは水面を眺めることができる。また、空間を白基調とすることで、汚れに気づきやすく、ていねいなメンテナンスで清潔さを保つとともに、空間を彩る光や影、水や空、周囲の緑など自然の要素を際立たせている。内部には、車いす使用者対応のトイレやベビーシートがある乳幼児連れトイレ、幼児用小便器もある男性トイレ、落ち着きのある女性トイレを設置。下水道管であるヒューム管などを空間素材に採用。「管」のイメージを重ね合わせ、自然と向き合ったこのトイレを通し、水環境について考えるきっかけとなることを願うとともに、地球環境に向き合う企業姿勢を体現する施設となっている。
採用商品
- パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式 CFS498BC
- ウォシュレット アプリコットP(擬音装置「音姫」付きエコリモコン) TCF5830AUS
- 棚付二連紙巻器 YH650
- 床置小便器 UFH507CR
- 洗面器 LS704C
- 立水栓 TLS01101J
- 幼児用小便器 U310GY
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