中部地区最大規模の国際見本市会場「名古屋市国際展示場」では、「第1展示館」を再整備するとともに、「コンベンションセンター」を新設。特に、第1展示館のトイレは、イベント開催時の混雑緩和を促す一方通行とし、男性トイレを女性トイレに変更できる仕様とするなど、それぞれの施設特性にあわせた、快適なトイレ環境が整備されている。

建築概要

所在地 愛知県名古屋市港区金城ふ頭2-2
施主 株式会社名古屋モノづくりメッセ(第1展示館)
名古屋市(コンベンションセンター)
運営 ポートメッセなごやMICEコンソーシアム
設計 久米・竹中設計共同体(第1展示館)
竹中・久米共同企業体(コンベンションセンター)
監理 株式会社久米設計
施工 株式会社竹中工務店
敷地面積 44368.69㎡(第1展示館)
5458.42㎡(コンベンションセンター)
建築面積 31075.60㎡(第1展示館)
4266.79㎡ (コンベンションセンター)
延床面積 40716.66㎡(第1展示館)
10050.75㎡ (コンベンションセンター)
階数 地上3階(第1展示館)
地上5階(コンベンションセンター)
構造 鉄骨造(第1展示館)
鉄骨造(コンベンションセンター)
竣工年月 2022年7月

特長

建物の特徴

「名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)」は、中部地区最大規模の国際見本市会場として、名古屋市金城ふ頭に1973(昭和48)年に建設され、開館以来、見本市・展示会をはじめとする数多くのイベント、集会が開催されてきた。2022(令和4)年10月にリニューアル事業として、3つの展示館のうち展示面積が最も大きい「第1展示館」を再整備するとともに、「コンベンションセンター」が新設された。新しい第1展示館は、日本最大級の無柱空間20,000㎡の展示場を特色とし、さまざまなイベントに対応。外観は、港の立地にちなみ、波のゆらぎをイメージした。隣接するコンベンションセンターは、施設内3つの展示館の結節点に位置、外観は船をモチーフとして相関性を演出している。

水まわりの特長

第1展示館のホール側トイレは、白を基調にしたシンプルな内装。イベント開催時の混雑緩和を促すため、スムーズな流れで利用可能な一方通行とし、利用者が直感的に進行方向がわかるよう、床や壁に矢印を表示している。特に混雑しやすい女性トイレの対策としては、入口サインの変更や小便器コーナーを目隠しして、男性トイレを女性トイレに変更できる仕様としている。コンベンションセンターのトイレは、利用者にわかりやすい大きなサインを、落ち着いた印象のトイレ空間になじむデザインで掲示。両施設ともに、大便器は清掃性に優れた壁掛大便器セット・フラッシュタンク式を採用。また、さまざまな利用者に配慮して、ベビーチェア付きのブースや大便器ブースに手すりを設置している。

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