平安遷都の際に都の守護と国の安泰を願って創建され、方除の大社と仰がれている城南宮。このたび、イベント時の混雑緩和の解消や利用者の快適性向上に配慮し、斎館のトイレを改修。オール洋式化・ウォシュレット化が実現した。

建築概要

所在地 京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
施主 城南宮
設計 竹内工務店
施工 <建築>株式会社竹内工務店
<設備>株式会社大塚工業所
敷地面積 27,500㎡
建築面積 580㎡
延床面積 1,080㎡
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2019年9月

特長

改修の経緯

京都市伏見区に位置する「城南宮」は、平安遷都の際に都の守護と国の安泰を願って創建された。引越・工事・家相の心配を除く方除(ほうよけ)の大社と仰がれ、リフォームをする人の参拝も多い神社である。城南宮の本殿を巡るように作庭された回遊式の庭園、神苑 楽水苑は、清流や池を随所に配し、四季折々の花や紅葉に彩られ、源氏物語花の庭と親しまれる。神社では、京都を代表する春と秋に催される年中行事である曲水の宴をはじめ、祭礼や行事が、一年を通じて行われている。今回、イベント時の混雑緩和の解消や利用者の快適性向上に配慮するため、神苑(有料庭園)と駐車場に隣接する斎館内のトイレを改修した。

トイレの特長

改修前は、和式便器があり、器具も老朽化が見られたが、今回の改修では、すべて洋式便器を採用し、利用者の快適性に配慮してウォシュレットを設置している。小便器は、清掃性と節水性に優れた自動洗浄小便器を採用。また、車いす使用者に配慮し、多機能トイレを新たに設けている。お子様連れに配慮し、女性トイレには、ベビーチェアやベビーシートを備えたひろびろブースを設置している。通常は、駐車場側トイレと神苑(有料庭園)側トイレにわかれているが、イベント時などの混雑時には、トイレの間仕切り扉を開けることで、一体化して器具数を増やし、混雑緩和を図る工夫を行っている。

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