菅原道真公を祀った「太宰府天満宮」は、年間約1000万人の参拝者が訪れる福岡きっての観光スポット。高齢者やお子様連れ、さまざまな身体状況の方々や外国人観光客に配慮するため、境内のトイレを順次改修している。

建築概要

所在地 福岡県太宰府市宰府4-7-1
施主 太宰府天満宮
設計 アトリエサンカクスケール株式会社
施工 ナガタ建設株式会社
延床面積 123.50㎡( 案内所トイレ)、86.52㎡(照星館横トイレ)
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2019年11月

特長

改修の経緯

「太宰府天満宮」は、901(昌泰4)年、京都から太宰府へ政略により左遷され、この地で亡くなった菅原道真(すがわらのみちざね)公を祀る。全国約12,000社の天神様を祀る神社の総本宮である。道真公が学問に秀でていたことから学問の神様として崇敬を集め、現在も大勢の受験生が参拝、年間約1000万人(初詣は200万人以上)の参拝者が訪れる。福岡きっての観光スポットであることから、高齢者やお子様連れ、さまざまな身体状況の方々に配慮したトイレへと境内のトイレを順次改修。今回は、案内所トイレと照星館横の屋外トイレの改修が実施された。また、訪日外国人の来訪も多く、今回の改修では外国人観光客への配慮も充実。和式便器からすべて洋式便器に変更。4ヶ国語表示も充実させている。

トイレの特長

天満宮の境内にふさわしく、清々しさを感じさせるトイレ空間。大便器は男女各トイレとも、環境に配慮した節水型のパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式と、電源が不要のエコリモコン搭載ウォシュレットを採用し、観光客の快適性を向上した。さらに、清掃方法をこれまでの水を撒く湿式清掃から乾式清掃に変更して、清掃性を向上させた。清掃担当者からも「床の拭き上げでお客様を待たせなくてよい」と好評である。また、両トイレともに男女トイレそれぞれに車いす使用者やオストメイトなどに配慮した設備を備えた多機能ブースとお子様連れに配慮したひろびろブースを設け、訪れる観光客をはじめ、さまざまな使用者に配慮したトイレを整備している。

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