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佐々木睦朗展 FLUX STRUCTURE
MUTSURO SASAKI FLUX STRUCTURE
2005 6.01 - 2005 7.30
 
2005年4月現在
佐々木睦朗(Mutsuro Sasaki)

© Isao Aihara
1946年 愛知県生まれ。
1960年代に丹下健三氏が設計した代々木体育館に影響を受けて建築を志し、大学では理論的に大空間を実現することを目指して構造を学ぶ。
1968年 名古屋大学工学部建築学科卒業。
1970年 同大学院工学研究科修士課程修了。
1970〜79年 木村俊彦構造設計事務所に勤務し、実務を体得。
1980年には佐々木睦朗構造計画研究所を設立、以後、磯崎新氏、黒川雅之氏、斎藤裕氏、妹島和世氏、難波和彦氏、西沢立衛氏、原広司氏等と数々の建築を実現する中、伊東豊雄氏の設計した「せんだいメディアテーク」(2000)で、チューブとプレートという今までにないシンプルな建築要素で空間・構造・機能・設備の新しい関係を解答し、更に柔軟に構造の美学を展開し始める。
1998年 博士(工学)取得。
1999〜2004年 名古屋大学大学院工学研究科建築学専攻教授。
2002年 SAPS(Sasaki&Pertners)設立。
2004年〜 法政大学工学部建築学科教授。


現在、大学で教鞭を執ると同時に、コンペティションを含め国内外の30以上ものプロジェクトを進行させながら、コンクリート・スチール・ガラスなどの新しい可能性を引き出した建築を実践中。
 
日本建築学会、日本建築構造技術者協会、日本建築家協会、国際シェル・空間構造学会(IASS)、国際橋梁構造学会(IABSE)、小原流東京支部(雅号:佐々木睦心/現在、一級家元脇教授)にも所属。



◆主な受賞
1991年 松井源吾賞(美和ロック工業玉城工場の構造設計)
1995年 BCS賞(梅田スカイビル)
2002年 BCS賞(せんだいメディアテーク)
  日本鋼構造協会賞業績賞(札幌ドームの構造設計)
2003年 日本建築学会賞作品賞(せんだいメディアテーク)
2004年 BCS賞(LOUIS VUITTON OMOTESANDO)
  IASS, TSUBOI PRIZEなど


◆主な著書
『住まい学体系086 構造設計の詩法』(住まいの図書出版局/1997)、『佐々木睦朗 構造のヴィジョン』(共著/彰国社・建築文化特集号/1999)、『Space Structure 木村俊彦の設計理念』(共著/鹿島出版会/2000)、『建築学の教科書』(共著/彰国社/2003)など
   
出演者略歴(50音順、敬称略)
 
  磯崎 新
Arata Isozaki

磯崎 新
© Eiichiro Sakata
1931年大分県生まれ。1961年東京大学数物系大学院建築学博士課程修了。1963年磯崎新アトリエ設立。

受賞・審査員など=1967年日本建築学会作品賞(大分県立中央図書館)、1969年芸術選奨新人賞(福岡相互銀行大分支店)、1975年日本建築学会作品賞(群馬県立近代美術館)、1982年ラ・ヴィレット公園国際設計競技・審査員、1983年毎日芸術賞(つくばセンタービル)、1984年ザ・ピーク国際建築設計競技・審査員、1986年英国RIBAゴールドメダル、1988年朝日賞、Arnold W. Brunner記念建築賞、関西国際空港旅客ターミナルビル設計競技・審査員、1988-98くまもとアートポリス・コミッショナー、1994年Royal Academy of Arts名誉会員、1995年せんだいメディアテーク設計競技・審査委員長、横浜港国際客船ターミナル国際建築設計競技・審査員、水俣メモリアル設計競技・審査員、1996年ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展日本館コミッショナー・金獅子賞(日本館)、1997年スペイン文民功労勲章大十字賞、1998年American Academy of Arts & Letters名誉会員。

著作=『建築の修辞』(美術出版社/1979)、『見立ての手法』『イメージ・ゲーム』『始原のもどき』『造物主義論』『空間へ』『建築の解体』『手法が』(鹿島出版会/1990-97)、『UNBUILT/反建築史』(TOTO出版/2001)、『磯崎新の建築談義 全12巻』(六耀社/2001-04)、『建築における「日本的なもの」』(新潮社/2003)、『空間の行間』(筑摩書房/2004)など。

佐々木氏との共同作品=「静岡コンベンションアーツセンター」(1988)、「中国国家大劇院国際設計競技応募案」(1998)、「フィレンツェ新駅」(2002)、「北方生涯学習センター」「岐阜県営北方住宅北ブロック」「カタール国立銀行」「QECコンベンションセンター」「ミラノ国際見本市跡地再開発」などが進行中。
 
 
  伊東豊雄
Toyo Ito

伊東豊雄
1941年京城市生まれ、長野県下諏訪町で育つ。1965年東京大学工学部建築学科卒業。1966-69年菊竹清訓建築設計事務所勤務。1971年アーバンロボット(URBOT)設立。1979年伊東豊雄建築設計事務所に改称。

受賞=1984年日本建築家協会新人賞(笠間の家)、1986年日本建築学会作品賞(シルバーハット)、1990年村野藤吾賞(サッポロビール北海道工場ゲストハウス)、1992年毎日芸術賞・1993年BCS賞(八代市立博物館・未来の森ミュージアム)、1997年ブルガリア・ソフィア・トリエンナーレ・グランプリ、BCS賞(八代広域消防本部庁舎)1988年芸術選奨文部大臣賞・1999年日本芸術院賞・BCS賞(大館樹海ドームパーク)、2000年IAAアカデミシアン賞、Arnold W. Brunner記念建築賞、2001年グッドデザイン大賞・2002年World Architecture Awards, Best Building in East Asia(せんだいメディアテーク)、ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展生涯業績部門金獅子賞、2003年日本建築学会作品賞(せんだいメディアテーク)

著作=『風の変様体』(青土社/1989)、『透層する建築』(青土社/2000)、『UNDER CONSTRUCTION』(共著/建築資料研究社/2001)、『伊東豊雄/ライト・ストラクチュアのディテール』(彰国社/2001)、『GA ARCHITECT 17 TOYO ITO』(A.D.A.EDITA Tokyo/2001)、『Serpentine Gallery Pavilion 2002 Toyo Ito with Arup』(共著/建築・都市ワークショップ、2002)『建築:非線型の出来事 smtからユーロへ』(彰国社/2003)など。

佐々木氏との共同作品=「大社文化プレイス」(1999)、「せんだいメディアテーク」(2000)、「まつもと市民芸術館」(2004)、「福岡アイランドシティ中央公園」「ミキモト銀座2」「リラクゼーション・パーク・イン・トレヴィエハ」「バルセロナ見本市会場・モンジュイック2」などが進行中。
 
 
  SANAA
妹島和世+西沢立衛

Sejima&Nishizawa

SANAA
妹島和世と西沢立衛の共同事務所として1995年に設立。

妹島和世Kazuyo Sejima/建築家
1956年茨城県生まれ。1981年日本女子大学大学院修了、伊東豊雄建築設計事務所勤務。1987年妹島和世建築設計事務所設立。現在、慶応義塾大学教授。

西沢立衛Ryue Nishizawa/建築家
1966年神奈川県生まれ。1990年横浜国立大学大学院修了、妹島和世建築設計事務所入所。1997年西沢立衛建築設計事務所設立。現在、横浜国立大学助教授。

受賞=1998年日本建築学会作品賞(国際情報科学芸術アカデミーマルチメディア工房)、2000年Erich Schelling建築賞、2002年Arnold W. Brunner記念建築賞、ザルツブルグ建築賞V. スカモッチ賞、2004年ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞、毎日芸術賞(金沢21世紀美術館)

著作=『KAZUYO SEJIMA+RYUE NISHIZAWA / SANAA WORKS 1995-2003』(TOTO出版)、『妹島和世+西沢立衛読本—2005』(A.D.A.EDITA Tokyo/2005)。

佐々木氏との共同作品=「国際情報科学芸術アカデミーマルチメディア工房」(1996)、「古河総合公園飲食施設」(1998)、「ディオール表参道」(2003)、「金沢21世紀美術館」(2004)、「スタッドシアター」「トレド美術館ガラスセンター」「エッセン美術学校新校舎」「ニューヨーク新美術館」「バレンシア近代美術館増築」「EPFL・ラーニングセンター」などが進行中。
 
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