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構造はこんなにも進んでいる。構造の最先端——その理論と実践
「現代の構造デザインにおいて、自由、複雑、不定形、流動的、有機的といった特徴をもつ新しい3次元的な建築構造の創造は、近代の呪縛から建築を解放し、建築という領域を拡張する上で、いまや国際的にもコンテンポラリィなテーマになりつつある。しかし、それを真に合理的に実現するためには、従来の経験的な構造デザイン手法に替わって、力学(理性)と美学(感性)を統合した数理的な形態デザイン手法が必要である」
構造の現在と未来をこう表現する著者は、プロフェッサー・エンジニアとして理論だけでなく、さまざまなコンペ、プロジェクトに参画しており、従来のように、単に効率良く・経済的に構造を成り立たせるだけではなく、近年、飛躍的に進歩したコンピュータを駆使し、その理論と思想を現実のものとしています。
また、作品事例に見られる、建築家とのフィードバック作業を通して「誌的な建築のイメージ」と「理性的な構造システム」との間に緊張を伴った均衡が成立するさまは、まさに21世紀の構造のあり様を示していると言えるでしょう。
体裁=A5判、ソフトカバー、224ページ
ISBN 4-88706-255-9
価格2,520円(税込み) |
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