よりよい商品開発・提案を実現するために、TOTOのUD研究所では、「人」と「使いやすさ」についての基礎研究を行っています。他の研究機関、行政、異業種など、外部からの情報を柔軟に取り込むために、産学連携の共同研究や国内外での研究発表を行い、ユニバーサルデザインの基盤としています。
モニターの方に洗面台を使っていただき、その様子を観察する「行動観察手法」に関する研究を行っています。
2005年から続けている「低視力シミュレータ」の研究開発。お客様からの「見えやすさ」を考えるためのシミュレータ装置は、2009年に携帯版が完成し、実際の商品づくりの場で活用されています。
定期的に水まわりの困りごと調査を実施し、お客様の生活や身体の変化をものづくりに活かしています。
東京大学デザインイノベーション社会連携講座では、東京大学と「お風呂の入り心地」について研究しています。
公共用の多機能トイレの最適寸法については、毎年テーマをかかげて研究を進めています。
バリアフリーブック パブリックトイレ編は、1974年の創刊より、車いす使用者の方を始めとしたさまざまな身体状況の方の動作の研究成果を掲載して参りました。
当事者の方の困りごとに真摯に取り組む研究から、市場ニーズを先取りした商品や空間レイアウトをご提案、また研究成果を、学会や国への提言につなげることで、国・社会の取り組みにも貢献しています。
病院・高齢者施設、住まいを合わせた3冊で、“ひとりでも多くの人に使いやすい”配慮を提案し続けています。
年代 | 研究活動 | バリアフリーブック | 法令・社会の動き |
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1960 |
車いす使用者配慮(1968〜 衛生器具研究会)
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1964 東京パラリンピック大会
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1970 |
1974
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1980 | |||
1990 |
乳幼児連れ・高齢者配慮(1995〜 多目的トイレ)
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1995
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1994 ハートビル法※施行
(車いす使用者配慮義務化) |
2000 |
オストメイト配慮(2001〜多機能トイレ)
視覚障がい者配慮 公共トイレ操作系(2003〜 産学共同研究)
機能分散配慮(2009〜 簡易型車いす便房研究)
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2001
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2000 交通バリアフリー法※施行
(オストメイト配慮義務化)
2002 ハートビル法※改正
(乳幼児配慮推奨)
2006 バリアフリー法※施行
2007 公共トイレ操作系JIS※制定
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2010 |
小規模・改修配慮(2012〜 寸法・レイアウト研究)
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2012
2017
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2012 バリアフリー法※建築設計標準改正
(機能分散推奨)
2016 バリアフリー法※建築設計標準改正
(小規模・改修建築物のバリアフリー化推奨) |