「生きる」ことを学ぶ、
モリウミアスの宿泊体験。
お話をお聞きしました。
地元のこどもは2割。総合学習の連携をしているので、雄勝小学校の子どもたちは毎月来ていますよ。6割が東京方面や仙台市などの都市部から来る子たちですね。残りの2割が海外です。
全部口コミです。広告は一切やっていません。
家族で利用される場合も多いので、お母さん同士のつながりでどんどん広がっていますね。
僕たちもインフルエンサーになってくださるお母さんたちとのコミュニケーションを大事にしています。
すごくシンプルですよ。
朝起きて、動物の世話をするところから始めます。
卵を取ってきて卵焼きを作ったり、山に入って薪を集めて火をおこす。漁師と魚を取りにいって、ごはんを作って、食べる。そういったことだけで、あっという間に1日が終わるんです。
一週間ひたすら繰り返すことで、失敗もするし成功もする。
生きることを体験していると思います。
自然の中でどのように生き物が育ち、漁師や農家といった生産者である『人』と交流する。交流の中で得た食材を自分たちで調理することで、いただきますの意味や命を実感します。
そしてたい肥をつくり、土に還すことで、新たな命がはぐくまれる循環を感じてもらう。これが、モリウミアスで得られる体験です。
皿を洗ったり、風呂掃除をしたり、洗濯物も自分で手洗いしてもらいます。家のお手伝いは苦痛で嫌だと言っている子も、ここでは楽しんでやっている感じはあります。
水は豊かですよ。
このあたりは世界三大漁場と言われていて、カキなどの養殖業も盛んです。湾になっているので波が無く穏やかですし、そこに山からくる真水が入るので、プランクトンも増殖しやすい。貝類はプランクトンを食べているわけですから、漁場としての環境はとても良いんです。