本展では、常に建築的思考を深めながら疾走し続ける隈 研吾氏の現在の活動を、「Studies in Organic」と題し紹介します。 会場には、多数のスタディ模型やサンプルを展示し、常に複数のプロジェクトが影響し合いながら同時進行している隈氏の設計現場をドキュメントします。また中庭には、MoMAに出展した実験的な構造システム「ウォーター・ブランチ」による未来の仮設住宅を1分の1で組み立て、さらに、現在進行中の2つのプロジェクト、「ブザンソン芸術文化センター」[ブザンソン、フランス、2011年竣工予定]と「グラナダ・パフォーミングアーツ・センター」[グラナダ、スペイン、2013年竣工予定]を25分の1(予定)の大型模型で展示し、様々なスケールの展示物を通して隈建築の現在形を読み解くことができる会場構成としています。