The Best of Graduation Works 2007 in NIPPON
2007 8.22-2005 8.31

せんだいデザインリーグ2007 卒業設計日本一決定戦※」は、全国の学生の卒業設計を一堂に集め、公開審査によって日本一の作品を決定するイベントです。2003年に第1回が開催され、これまで伊東豊雄、石山修武、藤森照信、山本理顕らを審査委員長に迎え、今年で5回目を迎えました。今回は477名が出展し、公開審査日には約3000名の学生がせんだいメディアテークに集結し、日本でもっとも規模の大きい卒業設計のイベントとして成長を続けています。「卒業設計日本一決定戦」は、学校代表の作品を並べて終わりではなく、個人が自由にエントリーして腕試しに参加できる場です。生涯で一度だけ参加できる卒業設計の甲子園だからこそ、忘れがたい祝祭として盛り上がるのでしょう。

昨年に続き、今年の夏も、「卒業設計日本一決定戦」のエッセンスがギャラリー・間において展示されます。会場では、今年の上位入賞者の作品のほか、過去のほぼすべての出展作のデータを閲覧できます。つまり、現在のすぐれた卒業設計の水準がわかる展覧会となります。もちろん、仙台のイベントをまだ見ていない人は、東京で会場の熱気を追体験できる絶好の機会となります。とくに今回は、まったくタイプの違う二つの作品のどちらを一位にするかをめぐって、最後は審査員同士が白熱した議論を展開しました。是非、会場に足を運んでいただき、みなさんもあなたの日本一を考えていただければ、と思います。そして建築家の卵である学生の作品がギャラリー・間において展示されることは、出展者のみならず、これから卒業設計にとりくむ学生にとって創作への大きな励みになるでしょう。

卒業設計日本一展実行委員会

※東北大学、東北芸術工科大学、東北工業大学、宮城大学の建築系学科の学生による有志団体「仙台建築都市学生会議」と、「せんだいメディアテーク」による共催イベント。第5回目となる本年度大会では、審査委員長に山本理顕、審査員に古谷誠章、永山祐子、竹内昌義、中田千彦の各氏を迎え、3月11日に公開審査が行なわれた。

ギャラリー・間では、「せんだいデザインリーグ卒業設計日本一決定戦」を支援し、同決定戦の上位入賞者の作品展示を中心とした展覧会を開催します。本展覧会が、建築設計のプロフェッショナルを目指す若者たちの創作意欲を高め、今後の活動の励みとなることを期待いたしております。 展示は、5回目を迎えた本年3月に行われた2007年上位受賞者の作品展示、参加作品のポートフォリオアーカイヴの閲覧、審査過程のビデオの紹介などで構成されます。 建築界の甲子園と呼ぶにふさわしい、熱気あふれるイベントのエッセンスにぜひご期待ください。

監修
卒業設計日本一展実行委員会
(阿部仁史/五十嵐太郎/小野田泰明/竹内昌義/槻橋 修/中田千彦/堀口 徹/本江正茂)

会場デザイン
櫻井一弥

特別協力
仙台建築都市学生会議
せんだいメディアテーク

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