日本財団が実施するTHE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)は、誰もが快適に使用できる公共トイレを渋谷区内の17ヶ所に設置するプロジェクト。そのひとつである「裏参道公衆トイレ」は、銅板葺きの蓑甲(みのこう)屋根や石垣など、日本の伝統的な建築の要素を取り入れた建物。

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建築概要

所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-28-1
施主 日本財団
デザイン マーク・ニューソン
設計・施工 大和ハウス工業株式会社
建築面積 35.62㎡
延床面積 35.62㎡
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2023年1月

特長

建物の特徴

日本財団が実施する、THE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)はだれもが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト。そのひとつである「裏参道公衆トイレ」は、明治神宮にほど近い首都高速の高架下に立地。建物は周囲の喧騒とは対照的に穏やかで、どこか懐かしさを感じさせる佇まい。銅板葺きの蓑甲(みのこう)屋根や石垣など、日本の伝統的な建築の要素を取り入れており、銅版屋根の緑青(環境の影響で灰茶となることも多い)は時間の経過とともに周囲の風景になじみ溶け込んでいく。内部は凹凸がない、特に、垂直方向には直線がなくアールで仕上げたシームレスなデザイン。内装は柔らかなブルーグリーンに統一されている。通路のダウンライト照明もマーク氏のデザインによるもの。

水まわりの特長

トイレは、正面のバリアフリートイレを中心に、男性・女性トイレの3つ空間で構成。バリアフリートイレの扉は観音開きの自動扉で、出迎えられるように導かれる。トイレ空間内の通路は、スムーズでゆとりのある動線を確保。すべての衛生器具は床の清掃性に優れた壁掛式で、内部空間と調和する丸みのあるデザインのものを選定している。また、利用者の快適性に配慮して、大便器にはすべてウォシュレットアプリコットPを設置。バリアフリートイレも、さまざまな使用者に対応したスペースを確保し、車いす使用者に加えて乳幼児連れやオストメイトに配慮した器具がパッケージされた、コンパクト・バリアフリートイレパック(乳幼児連れ対応セット)を採用している。

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