日本財団が実施するTHE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)は、誰もが快適に使用できる公共トイレを渋谷区内の17ヶ所に設置するプロジェクト。そのひとつである「恵比寿駅西口公衆トイレ」は、多様性を受け入れる社会の実現に向けて、個人の特性や必要とする設備によってブースを選択できるインクルーシブなトイレ。

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建築概要

所在地 東京都渋谷区恵比寿南1-5-8
施主 日本財団
デザイン 佐藤 可士和
設計・施工 大和ハウス工業株式会社
建築面積 19.25㎡
延床面積 19.25㎡
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 2021年7月

特長

建物の特徴

日本財団が実施する、THE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)は、だれもが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト。そのひとつである恵比寿駅西口公衆トイレは、多様な人々が行き交うJR恵比寿駅西口の駅前広場に立地し、公共トイレに求められる"あたりまえのこと"をコンセプトに、トイレとして「当たり前な配慮」のひとつひとつに向き合ってデザインされた「真っ白なトイレ」。清潔感のある白色のルーバーによって囲まれた施設とすることで、プライバシーの確保と安心感への配慮を両立している。またプロジェクト共通のピクトグラムは、視認性のよさに加え、ひとつひとつのパーツの角を丸くすることでユーザーに柔らかい印象を与えられるようデザインされている。

水まわりの特長

トイレは、多様性を受け入れる社会の実現に向けて、男女別トイレではなく、個人の特性や必要とする設備によってブースを選択できるインクルーシブなトイレとなっており、5つの個室ブースに分かれている。ブース内に洗面器を設置することで、手洗いまでをブース内で完結できる仕様とし、建物内で起こりやすい人の流れの渋滞を回避している。水栓金具は、触れることなく衛生的に手洗いができる自動水栓。すべてのブースの衛生器具は床の清掃性に優れた壁掛式とし、大便器は壁掛大便器セット・フラッシュタンク式を設置。また、利用者の快適性に配慮し、ウォシュレットアプリコットPを採用。さらに各ブースには扉施錠・非常ボタン連動の使用中ランプを設置し、利便性や防犯性にも配慮している。

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