日本財団が実施するTHE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)は、誰もが快適に使用できる公共トイレを渋谷区内の17ヶ所に設置するプロジェクト。そのひとつである「西原一丁目公園トイレ」は、樹木のシルエットをプリントしたガラス張りの建物。昼間はガラスを通して柔らかい光がブースを満たし、夜はトイレが「行燈」のように公園を明るく照らす。

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建築概要

所在地 東京都渋谷区西原1-29-1
施主 日本財団
設計 株式会社坂倉建築研究所
設計・施工 大和ハウス工業株式会社
建築面積 21.45㎡
延床面積 21.45㎡
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2020年8月

特長

建物の特徴

日本財団が実施する、THE TOKYO TOILET(ザ トウキョウ トイレット)はだれもが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト。そのひとつである西原一丁目公園トイレは、京王線幡ヶ谷駅のほど近くに立地。公園は、京王線の地下化に伴い、その跡地にある細長い形状で、周辺は住宅が多く、近隣住民の歩道としての役割も兼ねている。トイレは、従前の薄暗く近寄りがたい印象を一新。公園全体のイメージ向上を図り、明るく開放的で、だれもが快適に、平等に使える、「利用したいと思う」トイレを創出。樹木のシルエットをプリントしたガラス張りの建物は、昼間はガラスを通して柔らかい光がブースを満たし、夜はトイレが「行燈」のように公園を明るく照らして、利用者に安心感をもたらす。

水まわりの特長

トイレは中央にだれでもトイレ、両端に男女共用トイレの3つの空間で構成され、プロジェクトのコンセプトに基づいてトイレの在り方自体、すべてのトイレを男女共用のユニバーサル仕様としている。だれでもトイレは、車いす使用者やオストメイトなど、さまざまな利用者への配慮器具を完備。2辺をガラス壁とした男女共用トイレは、大便器、小便器、洗面器を設置した個室完結型トイレとなっている。両端のブースは器具配置が対称、便器と手すりの関係も左右勝手となり、利用者は使いやすいほうを選べる。衛生器具は、床の清掃性に優れた壁掛式を採用。また利用者の快適性に配慮し、すべての大便器にウォシュレットを設置。洗面器の水栓は節水タイプで、蛇口に触れず衛生的に手洗いができる自動水栓を設置。

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