
その1
ケルト文様の懸魚
懸魚の制作を担当したのは、彫刻家の飯沼英樹さん。かつて飯沼さんの自宅をマチデザインが改修したことが、協働関係の始まりだというが、飯沼さんの作風と懸魚のモチーフは聞いて驚くものであった。飯沼さんは、ビビッドな配色を交えながらおもに若い欧米女性を彫る現代の彫刻家である。その作風からは、一見したところでは日本の伝統と向き合うような姿は想像できない。そして、懸魚のモチーフは、なんとケルト文様の魚だという。懸魚という日本建築でおなじみの部分が、作家、モチーフともに、きわめて自由に決定されている。
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