
ひとつの背景
原点の
ドローイング
「コネクテッド・ボーダーズ(つながれた境界線)」と題した一連のドローイング。
光嶋さんがベルリンでの修業を終えようとする1年間に描いたものだ。過去の旅のスケッチブックを総覧しながらヨーロッパの街や建築の断片をコラージュして描いている。そこでは時間軸も地理軸も消失し、すべてが等価に配されている。部分は実在のものであるとしても、全体としては架空の世界が生み出されている。地平線上に立ち上がった壮大な幻想都市風景。
「如風庵」の正面外観は、まぎれもなくこの幻想都市風景の一部である。光嶋さんにとって「コネクテッド・ボーダーズ」を描くことはアートとしての営みであると同時に、建築を設計する際の創造の原点なのだった。
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