特集3/ケーススタディ

透明に連なるインテリア

 そして南北両端の階段でそれぞれ2階に上がると、きわめて印象的な風景が展開する。中央の外室、向こう側の室内、その先の木格子の光までが、ガラスのレイヤー越しに、反射を伴いつつ見通せる。家の中のさまざまな領域を相互に明確に把握できる感覚はなかなか得がたいものではないか。
 またほとんどの室内は、ガラス一枚の壁面で構成される。しかし、コンクリートの入れ子構成により、物理的な不安感がない。そこには「守られた開放感」とでもいうべき不思議なインテリアが現出していた。


>>「ES house-02」の平面図・断面パース図を見る

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