においと音を抑えるこだわり

 砕いて流す技術を確立していく過程で配慮したのが、音とにおいの問題です。音の問題については、静音設計のDCモーターを最適の回転数に設定することで、粉砕時の騒音を抑えました。大便器洗浄時の騒音のピーク値が65㏈(A)ですから、水を流す音と同等の運転音ということです。実際に使っていただいて、「夜間に使われてもまったく気にならない」という家族の声(*2)をいただいています。
 においについては、パワー脱臭などの脱臭機能を備えているほか、水を流したときに粉砕ユニット内から排出される空気を、圧送用のエアバッグ内に送り込むことで、外に漏れ出ることを防いでいます。これも使用した方の「まったく気にならない」という感想をいただいてホッとしています。
 排泄時のにおいが気にならないため、通常トイレ増設で必要になる壁や扉、照明や換気扇の工事が不要になることで、さらなる工事期間の短縮も実現できました。

*1:ナノろ過に使用されるクロスフローろ過の技術を応用した、フィルター表面に対して汚物粉砕液を平行に高速で流すことにより目詰まりを防止する技術。
*2:お客さま個人の印象です。

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