特集/座談会+ケーススタディ

「おまえは柱か、おまえは壁か」 矢板久明 ホームページ へ 新関謙一郎 ホームページ へ 矢板久明 ホームページ へ 新関謙一郎 ホームページ へ 矢板直子 ホームページ へ 矢板直子 ホームページ へ 新関謙一郎 ホームページ へ 矢板直子 ホームページ へ 矢板久明・直子 ホームページ へ 矢板直子 ホームページ へ 矢板久明・直子 ホームページ へ 新関謙一郎 ホームページ へ 新関謙一郎 ホームページ へ 「PATIO」を見る

――建築にとってディテールが関係するのは、見え方や機能、材質などの要素であると思います。今日はそうした観点を含めて、みなさんにお話しいただきたいのですが、最初に新関さんから、矢板さんたちの設計された住宅を2軒ご覧になった感想を聞かせてください。

新関謙一郎 先日うかがった住宅「PATIO」(2011)で、矢板さんの設計を初めて目の当たりにし、自分の仕事の仕方を問われるほどの強烈な体験をしました。建物のきれいな部分写真を雑誌で見ていても、なぜそうあるべきかがよくわからないことがあります。実物を体感すると3次元でとらえることができ、なぜそのディテールが求められているのかがわかってくるので、見る意味は大きかったです。今日の「八雲の家」(11)は2軒目ですから、このあいだよりも少し落ち着いて見ることができたと思います(笑)。ただ、どちらの家でもディテールというよりは、まず建築のあり方や建ち方について意識が向かいました。「矢板さんたちの建築はディテールがなくても成り立つのだろうか、ないと成り立たないのか、またはギリギリ成り立つところはどこだろうか」ということを気にしながら見ていました。その境界というか輪郭を、今日の話から知ることができればと思っています。


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