特集/ケーススタディ

ねじることで生まれた隙間から光を取り入れる

 ねじれたユニット同士が連結するところでは柱・梁が隣り合い、ここでトラス梁ができる格好となる。隣り合う柱の高さは100㎜ずつ変えられ、1ユニットが8スパンで構成されているので、山の高さ=トラスの高さは800㎜。このトラスがあることと柱脚の剛接合で、柱の座屈長さは小さく抑えられた。そして、ユニット連結でできる両側の三角形の隙間はハイサイドライトとなっている。ガラスは三角形なので、スライドさせてサッシ溝に入れるときの遊び長さは少なくてすんだという。ねじれた屋根面で反射しながらハイサイドライトから入ってくる光は、天井面を伝うように室内に導かれる。室内側の仕上げは光が効率的に反射し、天井面全体がランプシェードのように機能するよう、塩化ビニル系樹脂の全艶塗装を指定。室内の蛍光灯も反射板のないタイプを使用することで、蛍光灯からの光も上に向かい反射している。


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