TOTO
『ちのかたち 建築的思考のプロトタイプとその応用』が、第53回造本装幀コンクールにて経済産業大臣賞と日本書籍出版協会理事長賞(生活実用書・文庫)をダブル受賞しました。
「TOTO出版」刊行の書籍『ちのかたち 建築的思考のプロトタイプとその応用』(著:藤村龍至)が、日本書籍出版協会・日本印刷産業連合会が主催する第 53 回造本装幀コンクールにて、造本技術、装幀、デザインが最も優秀な書籍に贈られる「経済産業大臣賞」と、さらに企画、編集も優れた書籍に贈られる「日本書籍出版協会理事長賞(生活実用書・文庫)」をダブルで受賞しました。
造本装幀コンクールは、造本装幀にたずさわる人々(出版、印刷、製本、装幀、デザイン)の成果を総合的に評価する 出版業界で唯一の賞です。入賞作品は、ドイツ・ライプツィヒの「世界で最も美しい本コンクール」に日本を代表して出品され、 さらにフランクフルト・ブックフェアで展示されます。
TOTOは、今後も「TOTO 出版」を通じて建築、デザイン、生活文化について豊かな情報を発信し、国内外 の建築文化の向上に貢献していきます。
ちのかたち
 
ちのかたち
建築的思考のプロトタイプとその応用
2刷
著者=藤村龍至
発行年月=2018年8月
体裁=A4判変型(287×220mm)、並製、456頁、和英併記
ISBN=978-4-88706-374-7

ブックデザイン=neucitora(刈谷悠三+角田奈央)

定価3,300円(本体3,000円+税10%)
講評(第53回造本装幀コンクール公式冊子より引用)
  • きわめて手がかかる資料をきちっとおさめて、破綻のないものとしている。資料価値の高い書籍に仕上がっていた。(審査委員長 柏木博 武蔵野美術大学名誉教授・英国王立次述大学院大学名誉フェロー)
  • 鮮やかな青がよい。表紙の質感がまたいい。読む側の期待感が高まる。(読者代表 中江有里 作家・女優)
  • この本は、著者・編集・製作・装幀、ほか共同作業の結晶だ。(主催団体より 長岡洋樹 株式会社筑摩書房
著者プロフィール
藤村龍至
©Kenshu Shintsubo
藤村龍至 Ryuji Fujimura
(建築家、東京藝術大学准教授)
1976 年東京生まれ。2008 年東京工業大学大学院博士課程単位取得退学。2005 年より藤村龍至建築設計事務所(現 RFA)主宰。2010 年より東洋大学専任講 師。2016 年より東京藝術大学准教授。 主な建築作品に「すばる保育園」(2018)、「つるがしま中央交流センター」 (2018)、「 OM TERRACE」( 2017)、主な著書に『批判的工学主義の建築』(2014、 NTT 出版)、『プロトタイピング—模型とつぶやき』(2014、LIXIL 出版)。近年 は建築設計やその教育、批評に加え、超高齢化する郊外ニュータウンや老朽 化した中心市街地の再生、日本列島の将来像の提言など、広く社会に開かれ たプロジェクトも展開している。
関連書籍
311ゼロ地点から考える
監修=内藤廣、原研哉
編集=TOTOギャラリー・間
著者=内藤廣、原研哉、槻橋修、原広司、小野田泰明、青木淳、中田千彦、小嶋一浩、藤村龍至、妹島和世、隈研吾、山本理顕、伊東豊雄
関連展覧会
関連講演会
2018年8月9日(木)|イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1)
講師=藤村龍至