カラー口絵
第一章 部屋の窓から見える風景
彫刻家の家
未来都市マスダール/子供時代/マンチェスター市役所での日々/建築家に憧れて/二一歳からの大学生活
第二章 アメリカには残れたけれど
イェール大学へ/ポール・ルドルフを師に/ヴィンセント・スカリーとサージュ・チェルマイエフ/チーム・フォー結成
第三章 きみの建物の重さはどのくらい?
転機となったフレッド・オルセン社ビル/飛行機への情熱/父と母/新しいオフィス空間の提案――ウェリス・フェーバー/出世作となったセインズベリー・センター/バックミンスター・フラーの影響/レイナー・バンハムの先導/オトル・アイヒャーとの出会い/フラーの後継者として
第四章 摩天楼の刷新
ハイテク建築の記念碑的作品――香港上海銀行/ヒューマナ本社ビルのコンペ/高層ビルの二つのあり方/ロンドンのスカイラインを変えたスイス・リ本社ビル/ニューヨークのハースト・タワー/超々高層ビルへの挑戦――ミレニアム・タワー
第五章 建築と権力
デザインの社会性/新興国に建てる――カザフスタン/技術とデザインの粋を集めたミヨー橋/国家のシンボルの建設――ドイツのライヒスターク/修復のなかの革新性――大英博物館グレートコート/ミレニアム・ブリッジの揺れ/中国の玄関をつくる――北京の新空港ターミナル三/空港建築の原点に立ちもどって/建築家と中国/ロシアでの見果てぬ夢
第六章 鮮やかな軽業
建築家の住まい/建築家のオフィス/設計事務所の経営――規模の変化/生き残りをかけて――財務体質の改善/デジタル化と模型製作――仮想性と身体性の間で/都市の文脈をつくる
引用文献
著者あとがき/訳者あとがき
索引
図版クレジット