総本山 知恩院

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京都・東山区林下町に立地する浄土宗の「総本山 知恩院」。「国宝御影堂(本堂)・重要文化財集会堂 修復事業完遂」の一環として、同位置のトイレを建替え。周囲の庭園整備との調和を図るため、建物のボリュームをおさえつつ、必要な便器数や機能を確保。境内の歴史ある伽藍になじむ、伝統木造様式のトイレ棟が整備された。

建築概要

所在地 京都府京都市東山区林下町400
施主 浄土宗 総本山 知恩院
設計 株式会社 竹中工務店
施工 株式会社 竹中工務店
敷地面積 95,415.00㎡
建築面積 34.68㎡(トイレ棟)
延床面積 34.68㎡(トイレ棟)
階数 地上1階(トイレ棟)
構造 木造(トイレ棟)
竣工年月 2023年10月

特長

建物の特徴

京都・東山三十六峰のひとつである華頂山のふもと、開祖・法然がみ教えを広め、没した遺跡の地をゆかりとし、東山区林下町に立地する浄土宗の「総本山 知恩院」。徳川家康公が京都の菩提所と定めたことから江戸時代以降に大伽藍が築かれ、国宝の御影堂や三門などその多くは、国宝や重要文化財に指定されている。現在も京都の重要な歴史・観光スポットであり、京都の人々からは親しみを込めて「ちよいんさん」「ちおいんさん」と呼ばれている。今回、「国宝御影堂(本堂)・重要文化財集会堂 修復事業完遂」に伴う周辺整備の一環として、集会堂前の庭園内にあったトイレを建替え。境内の歴史ある伝統的伽藍になじむよう、和風の木造建物のトイレ棟として整備。なお、境内にはほかにも数ヶ所のトイレを備えている。

トイレの特長

国宝の御影堂、重要文化財の集会堂など周囲の伽藍意匠に倣い、伝統木造の真壁工法を採用。内装も木の自然な風合いを味わえる、明るく広がりのあるデザインとした。観賞用の庭内に位置するため、建物ボリュームをできるだけ抑え、その中でも必要な便器数を確保している。また、老若男女はもとより訪日観光客も利用するため、シンプルで使い勝手のよい器具を選定。衛生面に配慮して、洗面コーナーには非接触で使用できる自動水栓と自動水石けん供給栓、さらに、快適に手洗いができるよう電気温水器も設置している。利用者からは「周囲の伝統的な建物意匠にあった温かみのあるトイレ」「本堂の近くにあるので便利で使いやすい」と好評である。なお、トイレは土足利用ではないため、より清潔を維持できている。

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