「北陸新幹線 敦賀駅」は、北陸新幹線(金沢・敦賀間)で新たに整備された駅舎であり、1Fが特急ホーム、2Fが乗り換えコンコース、3Fが新幹線ホームという構成。トイレは、「機能分散」「設備の男女差をなくす」「インバウンド対応」の3点を特徴とし、広めのブースの設置や多言語対応といったユニバーサルデザインに配慮したトイレが完成した。

建築概要

所在地 福井県敦賀市鉄輪町1-1-24
施主 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 北陸新幹線建設局
設計 独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 北陸新幹線建設局
ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社
施工 鹿島・竹中土木・前田産業北陸新幹線、敦賀駅新築特定建設工事共同企業体
敷地面積 17,688.03㎡
建築面積 13,397.10㎡
延床面積 28,664.93㎡
階数 地下1階、地上3階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 2023年12月

特長

建物の特徴

「北陸新幹線 敦賀駅」は、2024(令和6)年3月に開業した北陸新幹線(金沢・敦賀間)で新たに整備された駅舎であり、1Fが特急ホーム、2Fが乗り換えコンコース、3Fが新幹線ホームという構成である。高さは約37mと国内の整備新幹線中、最大規模であり、日本一の高さを誇る。巨大になった理由は、駅近くでJR北陸線の上を国道8号のバイパスが交差し、新幹線はその上を通す必要があることから線路は高架となり、その高さから新幹線が地面近くまで急こう配するのは困難なためである。また、北陸新幹線は将来、新大阪まで延伸される計画があるが、当面は当駅が終着駅となり、乗務員や清掃員のためのエリアなども従来より広い面積が必要となったことから、駅舎の幅も長大となった。

トイレの特長

トイレは、白とブルーを基調とした内装。「機能分散」「設備の男女差をなくす」「インバウンド対応」の3点を特徴とし、機能分散としては、車いす使用者やオストメイト対応の機能をバリアフリートイレだけに集約するのではなく、男女トイレ内にも手すりや汚物流しなどを備えた広めのブースを設けることで、バリアフリートイレの集中利用を避け、自由に選んで気がねなく使用できるように配慮。また、設備の男女差をなくすこととしては、パウダーコーナーや、ベビーチェア、フィッティングボード、擬音装置の「音姫」などの内部の設備を女性トイレだけでなく男性トイレにも完備。さらに、インバウンド対応として5言語(日本語、英語、中国語繁体字、中国語簡体字、韓国語)に対応している。

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