株式会社 関水金属 鶴ケ丘工場（SEKISUI WORKS）

建物の特徴

「株式会社 関水金属 鶴ケ丘工場（SEKISUI WORKS）」は、鉄道模型ブランドで有名な「KATO（カトー）」の製造工場。埼玉県鶴ヶ島市にある既存の埼玉工場に加え、同市内に竣工された新工場である。また、鶴ヶ島市と包括連携協定を締結しており、工場の敷地周囲に塀を設けない「まちなか工場」とし、隣接する児童公園と一体的に、自然の景観を活かした英国式庭園のKATO Railway Parkとして再整備。工場敷地の外周には軽便鉄道の線路が敷設され、市と連携して、機関庫に所有している機関車を走らせるイベントなどを計画・運営していく。大型機械による模型パーツの製造とその組立が行われる工場には、従業員がくつろぐことができる食堂兼多目的室や更衣室をはじめ、複数の大型会議室、倉庫も備えている。

水まわりの特長

トイレの設備に関しては、既存工場に比べて従業員数に対しての器具数に余裕を持たせ、利用しやすい動線の実現や衛生・清掃性により配慮した器具の選定が行われている。大便器は、連続洗浄が可能で、異物の詰まりに備えた掃除口付きのパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式を採用。また、非接触で便器洗浄できるセンサースイッチや、ウォシュレットの温度設定や清掃時のノズル出し／戻しの操作などを連続設定・操作できるウォシュレット管理清掃用リモコンを導入。洗面コーナーには、上段のカウンターに手荷物を安心して置くことができるツインデッキカウンター（スペースアップタイプ）を選定。広いボウルには、自動水栓と自動水石けん供給栓が採用され、衛生的に手洗いできる配慮がなされている。