「碧南市民病院」は、「温かな心のこもった医療」の提供を基本理念とする、愛知県碧南市の公立総合病院。このたび老朽化した入院病棟を、患者の療養環境の向上とスタッフの職場環境の整備を目的として改修。水まわりも、ゆとりのある空間レイアウトや使いやすい機器の選定により、理念にふさわしく生まれ変わった。

建築概要

所在地 愛知県碧南市平和町3-6
施主 碧南市
設計 株式会社 青島設計
施工 <建築>木村建設株式会社
敷地面積 50,800㎡
建築面積 12,243㎡
延床面積 27,324㎡
階数 地下1階、地上5階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2023年8月

特長

改修の経緯

1988(昭和63)年に開院した「碧南市民病院」は、「温かな心のこもった医療」の提供を基本理念とする、愛知県碧南市の公立病院。診療科20科、病床255床を有する、市内唯一の総合病院である。職員一人ひとりに理念が浸透しており、患者さんにあわせた温かな対応がなされている。また、碧南市だけでなく、この地域の急性期医療の中心を担い、ほかの地域にある病院と役割分担をした上で連携。また、介護施設との連携も強化し、退院後の患者さんの生活も見つめている。築35年を経過した建物は老朽化し、患者さんやスタッフにとって不便なことが多くなったため、患者の療養環境の向上とスタッフの職場環境の整備を目的として改修工事を実施。理念にふさわしい、より心地よく、明るい病院へと生まれ変わった。

水まわりの特長

病棟改修工事でトイレ付きの個室を39部屋から45部屋にし、共用トイレは全洋式化してスペースを広く確保した。病棟に設置されていた和式トイレは、すべて洋式便器に変更。トイレ入口や通路幅も広くとり、車いす使用者や点滴スタンドを持って利用する患者さんや介助付での利用時にも安心して使えるスペースを確保。また、大便器ブースの手すりにバリエーションを持たせ、患者さんの身体状況に応じて大便器ブースが選択できる。さらに、広いスペースを確保したバリアフリートイレは、性的マイノリティの方など幅広い利用者に配慮して仕様やサインを工夫。ブースによって小便器やコンパクトオストメイトパック、収納式多目的シートを設置するなど、患者さん自身で使用しやすいトイレを選択できるようにしている。

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