「浜松医療センター」は、静岡県西部の中核病院。このたび、最先端の医療設備や救急医療体制を充実させた新病棟が完成。機能分散させたバリアフリートイレをはじめ、水まわり設備も院内の各診療科や病棟ごとに適所に配置。基本理念である「安全・安心な、地域に信頼される病院」にふさわしく、患者の目線に立って計画されている。

建築概要

所在地 静岡県浜松市中央区富塚町328
施主 浜松市
設計 久米・竹下設計等共同企業体
施工 清水・須山・中村組特定建設工事共同企業体
敷地面積 16.273.23㎡
建築面積 10,175.53㎡
延床面積 39,757.22㎡
階数 地上7階
構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造
竣工年月 2023年12月

特長

建物の特徴

「浜松医療センター」は、1973(昭和48)年に開設された、地域の中核病院。高度急性期医療、救急医療、小児周産期医療、がん医療、アレルギー疾患、感染症、そして災害時の拠点病院の任を担っている。2024(令和6)年1月に、構想から10年の期間を経て新病棟が完成し、既存棟と併せて606床を有する新鋭の施設となった。新病棟では、最先端の医療設備や救急医療が充実。手術支援ロボットや高精度放射線治療装置、「ハイブリッドER」なども導入し、迅速かつ高度な医療を提供。災害、救急の拠点として、屋上にはヘリポートも設置されている。病院建物内は、外来受付やラウンジをはじめ、自然光が差し込む大きな窓を採用、利用者の心が癒される空間となっている。

水まわりの特長

基本理念である「安全・安心な、地域に信頼される病院」のもと、水まわり設備も利用者視点で計画。院内の各診療科や病棟ごとに利用者の状態に応じた水まわりを適所に配置し、各エリア内で完結できるようにしている。スペースや配置は、利用者に加えてスタッフの動きなども考慮。また、車いす使用者の利用を多く想定し、広さを確保したバリアフリートイレを各エリアに配置。その設備も乳幼児連れ配慮、オストメイト配慮、車いす使用者配慮など、利用目的にあわせて機能分散させている。さらに、壁掛式大便器を採用するなど、衛生性や機能性を確保した器具も採用。また、病棟の水まわりは、施工段階で病院スタッフが使い勝手や手すりの位置などをTOTOショールームで検証して選定した。

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