埼玉県東部に位置する春日部市では、前庁舎が築50年以上経過。このたび新庁舎を、旧市立病院敷地へ移転、建替えした。「人にやさしく 災害に強い 市民に親しまれる庁舎」を基本理念として、市民利用機能を向上させた庁舎の整備にふさわしく、トイレも来庁者が気持ちよく利用できるように配慮されている。

建築概要

所在地 埼玉県春日部市中央7-2-1
施主 春日部市
設計 株式会社久米設計
施工 大林組・東武建設・正和工業 特定建設工事共同企業体
敷地面積 11,930㎡
建築面積 3,956.45㎡(本庁舎)
1,250.23㎡(第二庁舎)
延床面積 17,357.05㎡(本庁舎)
6,702.37㎡(第二庁舎)
階数 地上6階(本庁舎)
地下1階、地上6階(第二庁舎)
構造 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造(本庁舎)
鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造(第二庁舎)
竣工年月 2023年9月

特長

建物の特徴

埼玉県東部に位置する春日部市は、人口約23万人(2023年現在)。前庁舎が築50年以上経過し、老朽化、耐震性やバリアフリー対応などが不十分であったことから、旧市立病院敷地へ移転、建替えを実施。「人にやさしく 災害に強い 市民に親しまれる庁舎」を基本理念として、正方形平面を特色とする本庁舎と、旧市立病院東棟を改修し、有効活用した第二庁舎で構成。これまで分散していた庁舎機能を集約し、市民の利便性を向上させている。また、免震構造により安心・安全を確保し、非常用発電機を設置するなど防災拠点機能も充実。さらに行政手続き以外でも集えるレストラン棟やコミュニティ棟などからなる「まちのコモンスペース」がにぎわいを創出。まちとひとが繋がる庁舎が完成した。

トイレの特長

本庁舎のトイレは、どこからでもわかりやすいように、建物の中央に配置された。また、本庁舎のすべての階にバリアフリートイレを設置し、子育て支援関連の窓口がある3Fには、こどもトイレも用意されている。第二庁舎のトイレは、自然採光が入る窓側に位置し、本庁舎のトイレとは異なる印象となっている。男女トイレともに、節水・節電効果の高い器具を選定。大便器は、壁掛大便器セット・フラッシュタンク式に、ウォシュレットのリモコンは押すたびに発電するエコリモコン、洗面コーナーには、非接触で使用できる自動水栓や自動水石けん供給栓を採用している。市民利用機能を向上させた庁舎の整備にふさわしく、トイレもすべての来庁者が気持ちよく利用できるように配慮されている。

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