1972(昭和47)年に開園の「三好文化幼稚園(愛知県みよし市)」は、2024(令和6)年4月に幼保連携型認定こども園に移行。それに伴い、園地移転、園舎新築を行い、園名も「三好文化こども園」となった。トイレ等は保育内容の性格から多人数が同時に使用できるよう大規模なものとしている。また保育教諭の使い勝手に配慮しながら、園児の年齢や成長に合わせた仕様・設備として、こどもたちが安心して使える空間を演出している。

建築概要

所在地 愛知県みよし市明知町後田59-1
施主 学校法人名古屋文化学園
設計 株式会社ジャクエツ
施工 株式会社鴻池組
敷地面積 10,332.95㎡
建築面積 1,619.85㎡
延床面積 2,549.10㎡
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2024年4月

特長

建物の特徴

1945(昭和20)年設立の学校法人名古屋文化学園は、80年の歴史を持つ伝統ある幼児教育の総合学園。一貫して幼児教育振興に取り組んでおり、名古屋文化学園保育専門学校をはじめ、附属園は、幼稚園、保育園、認定こども園、小規模保育所と多岐に渡っている。その中のひとつ、「三好文化幼稚園」は、1972(昭和47)年の開園以来、地域にとけ込んだ活動をしていたが、みよし市からの強い要望を受け、2024(令和6)年4月に幼保連携型認定こども園に移行。それに伴い、近隣に園地を求めて移転、園舎の新築を行い、園名も「三好文化こども園」となった。幼保連携型認定こども園は幼稚園機能と保育園機能を併せ持つ施設であり、幼児教育の多様性が求められる中、みよし市初の認定こども園に期待が寄せられている。

水まわりの特長

こどもたちの成長にあわせて、仕様・設備が追求されたトイレ空間は、温かみのある木目調が基調。0歳児から5歳児まで、各年齢、成長に応じた最適な器具が設置され、3歳児トイレと4-5歳児トイレでは、同じ器具を採用していても、小便器のリップ高さや手洗器の高さを変えるなどして、各年齢の園児が使いやすいよう配慮されている。また、3歳児用トイレと4-5歳児用トイレには、カラフルなカラーの扉やベンチを取り入れたり、4-5歳児用トイレの洗面コーナーをアイランド型にするなど、園児が楽しく心地よく使えるような空間を創出。さらに、保育教諭や園児の動線、おむつなどの収納場所の確保など、実際の使い勝手に配慮したレイアウトが実現されている。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share
  • Facebookでシェアする

CLOSE