「銀泉横堀ビル」は、8階建て、延べ床約 12,000㎡の賃貸事業用ビル。この内、5~8Fを銀泉株式会社 大阪本社として自社使用することに決定し、自社使用部分のみならず、ビル全体の水まわりの改修を実施した。テナント構成を考慮し、奇数階共用部のトイレをすべて女性専用トイレに変更、さらに器具設備も充実させるなど、快適性を向上させている。

建築概要

所在地 大阪府大阪市中央区高麗橋4-6-2
施主 銀泉株式会社
基本設計 株式会社 日建設計
実施設計 東西建築サービス株式会社
施工 <建築>東西建築サービス株式会社
<設備>サノヤス・エンテック株式会社
敷地面積 2,126.45㎡
建築面積 1,301.97㎡
延床面積 12,078.60㎡
階数 地下1階、地上8階、塔屋1階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2024年2月

特長

改修の経緯

「銀泉横堀ビル」は、1986(昭和61)年に賃貸事業用ビルとして建てられ、2024(令和6)年現在で築38年となる。また建物は、6mの壁面後退を行い、総合設計制度の公開空地としてクスノキ並木の広い歩道を街に提供していることなどが評価され、「第13回大阪都市景観建築賞(大阪まちなみ賞)」を受賞。「御堂筋ウェスト」と呼ばれる、潤いある緑のプロムナードの先駆けとなっている。2023(令和5)年4月にキーテナントが退去したのを機に、事業主である銀泉株式会社大阪本社としての使用が決定。水まわりを含めた大幅な改修を実施し、2024(令和6)年2月に大阪本社拠点として完成した。さらに、賃貸事業用ビルでもあるため、一部のフロアにはテナントも入居している。

トイレの特長

従業員への配慮として、女性トイレの混雑解消のため奇数階(3・5・7F)共用部のトイレを女性専用トイレとした上で、専有スペース内に男性トイレを増設。男性トイレに歯みがき器、女性専用トイレは歯みがき器に加えスタイリングコーナーを設置。さらに電気温水器や全身鏡を設置して、快適に使用できる工夫がなされている。また、女性トイレ専用トイレと基準階男性トイレの仕様を共通化。特に、女性専用フロアのスタイリングコーナーと男性トイレの小便器部の寸法を同じにすることで、将来的に女性トイレを男性トイレに変更する必要が生じた際には、スタイリングコーナーのみの改修で変更対応できるように工夫されている。1Fには、従業員が使用できるだれでもトイレも新設された。

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