JR中央線武蔵境駅南口の駅前広場の横にあった公衆トイレが、「どなたにも使いやすい、街と調和するやさしいトイレ」をコンセプトに、同広場内に移設・新築された。男性、女性、バリアフリートイレ、さらに "こどもと一緒に使えるトイレ"の4つの空間で構成。やさしい外観のもと、提案性のあるトイレが完成した。

建築概要

所在地 東京都武蔵野市境南町2-3
施主 武蔵野市
設計 株式会社 国設計
施工 清本建設株式会社
建築面積 42.93㎡
延床面積 42.93㎡
階数 地上1階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 2023年3月

特長

建物の特徴

東京都武蔵野市のJR中央線武蔵境駅南口の駅前広場の横に、築30年を経過した公衆トイレがあったが、道路の計画線上に立地しており、バリアフリー化や現在のトイレに求められる機能面での課題もあったため同広場内に移設。デザインコンセプトは「どなたにも使いやすい、街と調和するやさしいトイレ」。外観デザインは、広場に面した武蔵野市の複合施設や既設のベンチ、駅コンコースといった周囲の環境に馴染む、親しまれている広場にそっと添えられたような意匠。老若男女だけでなく子育て世代やお子様連れも、安心して広場に来れるよう、また外出しやすいきっかけにもなるようなトイレとなっている。また駅側の外壁には掲示板も設置。夜は広場側の外壁がライトアップされ、トイレと広場を優しく照らしている。

トイレの特長

トイレは、男性、女性、バリアフリートイレ、さらに、小さなお子様連れが安心して利用できるよう、あえて名称を設けていない"こどもと一緒に使えるトイレ"の4つの空間で構成。男女トイレの入口は、建物の東側と西側に分けて設けられ、お互いが鉢合わせにならないようにしている。また、採用器具は、節水性・衛生性・清掃性などの維持管理と、利用者の快適性、停電時の対応を考慮して選定。床の清掃性に優れた壁掛式便器や自己発電する器具、「きれい除菌水」機能つきのウォシュレットなど、あらゆる視点でトイレの管理、快適性を追求している。照明は常時点灯に加えて人感センサー付き照明を併用。器具の配置にあたっては、TOTOテクニカルセンターで空間検証が実施された。

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