「エスコンフィールドHOKKAIDO」は、北海道日本ハムファイターズの新たな拠点となる日本初の開閉式屋根付き天然芝球場。トイレの設計にあたっては、野球場にふさわしいブース数を独自に算出。球団と設計によるトイレ分科会を結成し、一般用、選手用、VIP用とそれぞれのプランニングがていねいに検討された。

建築概要

所在地 北海道北広島市Fビレッジ1番地
施主 ファイターズ スポーツ&エンターテイメント
設計 株式会社大林組、HKS
施工 大林・岩田地崎特定建設工事共同企業体
敷地面積 約130,000㎡
建築面積 約50,000㎡
延床面積 約120,000㎡
階数 地下2階、地上6階
構造 鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
竣工年月 2023年1月

特長

建物の特徴

「エスコンフィールドHOKKAIDO」は、北海道日本ハムファイターズの新たな拠点となる球場。新千歳空港と札幌の間にある北広島市に位置、広大な敷地面積5haに周辺環境との調和を第一に考えた外観のもと、掘り込み式フィールドから地上4階まで観客エリアが広がり、収容人数35,000人を誇る日本初の開閉式屋根付き天然芝球場である。球場内部には、温泉・サウナ施設、宿泊施設、ビール醸造場なども併設し、プレイヤーファーストとファンファーストの両立を実現。同球場は、北海道のシンボルとなる世界がまだ見ぬボールパークを目指し、自然と共存する次世代ライブエンターテインメントや心身を育むウェルネスソリューション、文化交流が活発な街づくりを推進する「北海道ボールパークFビレッジ」の中核をなす。

トイレの特長

一般用、選手用、VIP用と分かれるトイレの設計にあたり、球団側と設計側からなるメンバーでトイレ分科会を結成し、ていねいにプランニングがなされた。一般トイレは、他球団と比べ女性ファンの比率が高いため、男女比は4対6で設計。「できるだけ回転率を上げること」「全体を一望しやすいこと」にこだわり、男女共に洗面コーナーには鏡を設けず、効率的な空間を目指した。選手トイレは、試合中も選手の集中を損なわないよう、内装意匠やブース扉を外開きにするなどの工夫を凝らしている。ブース数については、"球団の長年の経験値"と大規模災害時の避難所などで参考にされる国際基準である「スフィア基準」をベースに、器具数を独自に算出し配置。新球場にふさわしいトイレが実現した。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share
  • Facebookでシェアする

CLOSE